『むき出し』(兼近大樹)

文字数 957文字

いま話題のあの作品を、マンガでひとかじり!

ブックソムリエ猫のスピンと、飼い主シオリが話題の本をあーだこーだとご紹介します。

気になった作品があったら、ぜひ本をお手にとってくださいね。


今回ご紹介するのは、『むき出し』(兼近大樹)

狭間シオリ:アラサー会社員

スピン:ブックソムリエ猫

シオリ&スピンのアフタートーク!
『むき出し』マジやばかった。ちょーやばたにえんじゃね? ポンポン!
語彙……付け焼き刃でマネするのはどうかと思うよ……。

……はーい。

主人公が成長するのに合わせて語り口調も大人びていくんだけど、子ども時代のモノローグがリアルだよね。じっとしていられない子とか、集中しすぎちゃう子の気持ちってきっとこうなんだなって分かる。

ラジオの音声が挟まる構成も、なかなか凝ってるよね。ボクあれ好きだ~。
自分なりの正義を軸にして裏の世界を生きてきた主人公だけど、価値観がガラッと変わる体験がいくつかあって、表舞台で活躍する今に繋がっていく……。
発売前重版の超話題作だし、ファンの人たちはとっくに読んでると思うけれど、有名人の著作だから手を出しにくいな~、っていう人にもぜひ読んでほしい!
つぎはフィクションも読んでみたいね。かねちの文章、情景とかテクスチャの描写が繊細で、意外にファンタジーも合ってると思うんだよ~! ポンポン!
いつのまにか呼び方が「かねち」になってる~!
今回紹介した本は……


『むき出し』

兼近大樹

文藝春秋

1760円(1600円+消費税10%)

描いた人:藤沢チヒロ@uwabamic

登場人物紹介

登場人物はありません

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