「後宮の烏」と同一世界の新シリーズ開幕!

文字数 785文字

7月14日に『海神の娘』(講談社タイガ)が刊行されました。

大人気シリーズ「後宮の烏」が完結。「烏」と同じ世界の新シリーズです。

シリーズ開幕にあたって、著者の白川紺子さんと装画の丑山雨さんにコメントをいただきました。

著者コメント

 

 水にまつわるお話が多いですね、と自著について言われたことがあります。

登場人物の名前が水に関係しているとか、海や川、池が舞台になっているとか。

なるほどなあと思いました。


『海神の娘』は、そのタイトルのとおり、海神が大きく関わっています。

『後宮の烏』という物語と同一世界であり、『後宮の烏』よりも神と人が深くつながっている物語です。


 運命や生まれなど、自分ではいかんともしがたい状況のなかでもがく人々の生み出す物語が好きで、『海神の娘』もそういった話になっています。海神にとっては、ちっぽけな存在にすぎない、けれど愛おしくもある娘たち。神が定めた運命のなかで、海神の娘たちはどう生きてゆくのか。今後も彼女たちの生きる姿を書きたいと思っています。(白川紺子)



イラストレーターコメント


 愛おしさ、残酷さ、温かさなど…「海神の娘」たちの物語にそれぞれ流れる感情すべてが美しく感じました。
 装画は「海神の娘」という作品の幻想的で美しい世界観を絵に落とし込むこと、キャラクターイラストは二人の物語の「その先」も想像が広がることを意識してひとつひとつ丁寧に描かせていただきました。(丑山雨)

白川 紺子(しらかわ・こうこ)

三重県出身。同志社大学文学部卒。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞。主な著書に『三日月邸花図鑑 花の城のアリス』(講談社タイガ)、『下鴨アンティーク』『契約結婚はじめました。』『後宮の烏』シリーズ(集英社オレンジ文庫)、『ブライディ家の押しかけ花婿』『夜葬師と霧の侯爵』(コバルト文庫)などの著書がある。

登場人物紹介

登場人物はありません

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