『ジャクソンひとり』(安堂ホセ)

文字数 1,312文字

いま話題のあの作品を、マンガでひとかじり!

ブックソムリエ猫のスピンと、飼い主シオリが話題の本をあーだこーだとご紹介します。

気になった作品があったら、ぜひ本をお手にとってくださいね。


今回ご紹介するのは、『ジャクソンひとり』(安堂ホセ)

狭間シオリ:アラサー会社員

スピン:ブックソムリエ猫

シオリ&スピンのアフタートーク!

鮮烈なデビュー作だったね!
ジャクソンと、ジャクソンに似た3人が「入れ替わり作戦」を始めてからのスピード感と痛快さもよかったし、ラストは思いもよらないところに連れていかれたね。
対談で「Netfilxの30分ドラマみたいな小説を書きたかった」って言っているけれど、たしかに読んでて映像浮かんだ! カッコいい映画の予告編っぽさもある…カッコいい音楽とともに…(褒めてる)
小説の新しいジャンルを、安堂さんは引っ張っていくのかも。
この対談、小説家志望の人たちが読んだら参考になりそうだよね。
一人称で書くか、三人称で書くか…とか。
初めて書き上げて応募した作品が、前の年の「文藝賞」で最終選考に残って、今回は見事受賞…!
ジャクソンたちみたいに、スタイリッシュに突き進んでいってほしい!
ところでシオリはさ、外でボクと、ボク以外の黒白ハチワレの猫が3匹いたとして、見分けつく?
えっ何言ってんのスピン! 一瞬で見分けられるに決まってるじゃない!
ほんとに~? このまえ近所の公園で、別の子に「スピン~、お気に入りのおやつ皿割っちゃってゴメン~!」って謝罪してるところ見かけたけどな…
くっ、見られていたか…!

今回紹介した本は……


『ジャクソンひとり』

安堂ホセ

河出書房新社

1540円(1400円+消費税10%)

描いた人:藤沢チヒロ@uwabamic

「マンガでかじるこの一冊」バックナンバー

『スモールワールズ』(一穂ミチ)

『ほねがらみ』(芦花公園)

『オルタネート』(加藤シゲアキ)

『檸檬先生』(珠川こおり)

『ゴールデンタイムの消費期限』(斜線堂有紀)

『神の悪手』(芦沢央)

『リボルバー』(原田マハ)

『余命一年、男をかう』(吉川トリコ)

・『ブラザーズ・ブラジャー』(佐原ひかり)

・『とにもかくにもごはん』(小野寺史宜)

『花束は毒』(織守きょうや)

・『オーラの発表会』(綿矢りさ)

『パンダより恋が苦手な私たち』(瀬那和章)

『ガラスの海を渡る舟』(寺地はるな)

・『君の顔では泣けない』(君嶋彼方)

『ペッパーズ・ゴースト』(伊坂幸太郎)

『むき出し』(兼近大樹)

『新しい星』(彩瀬まる)

『ボタニカ』(朝井まかて)

『ブラックボックス』(砂川文次)

『六人の嘘つきな大学生』(浅倉秋成)

・『古本食堂』(原田ひ香)

『サーキット・スイッチャー』(安野貴博)

・『六法推理』(五十嵐律人)

・『八月の母』(早見和真)

『観覧車は謎を乗せて』(朝永理人)

『宙ごはん』(町田そのこ)

『おいしいごはんが食べられますように』(高瀬隼子)

『此の世の果ての殺人』(荒木あかね)

『君のクイズ』小川哲

『ジャクソンひとり』(安堂ホセ)

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