編集長ジミーがオススメ、11月の光文社文庫!

文字数 1,099文字

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が大ヒットしていますね。ジミーも深夜を中心に毎週15本ほど観ているアニメファンですが、『鬼滅の刃』も昨秋のテレビ放送から観ておりました。この秋は『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』も感動しましたし、先日は、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」のオンラインライブも観ました。年末にはいよいよ生ライブもあるみたいですし、『マクロスΔ』の新作映画ともども楽しみにしています!

 あらためまして、11月の光文社文庫。まずは成田名璃子さんの『東京すみっこごはん レシピノートは永遠に』をオススメしましょう。そこは年齢も職業も異なる人たちが集まり、当番に選ばれた人がレシピに従って料理を作りみんなで食べる場所、そして同時に心を通わせる場所。こちらは人気シリーズの5巻目で最終巻になります。もちろん独立して読めますが、1巻目から読めば感動は何倍にもなりますので、最初からぜひ。

  

 続いては本文庫の文庫内レーベル、光文社キャラクター文庫から絵空ハルさんの『神楽坂愛里の実験ノート4 リケジョの出会いと破滅の芽』を。タイトル通り農学部の大学院に通う女性が科学的知識をもとに様々な事件を解決するミステリです。オースティン・フリーマンの「ソーンダイク博士短編全集」の刊行が始まりましたが、愛里もそのDNAを受け継いでいる一人。カバーは可愛いですが敬遠せず、ミステリ好きの方々はご一読を。



 最後は誉田哲也さんの『ノーマンズランド』です。もはや説明不要の大人気警察小説「姫川玲子シリーズ」の文庫最新刊です。今回は玲子班が追っていた殺人事件に別の事件が絡んできて、その背後には想像もつかなかった大きな問題が…。こちらもシリーズならではの楽しみも満載。注目の新キャラも登場し、この後の作品がますます楽しみになる一冊です。来年にはこの『ノーマンズランド』にも関連した一編が収録された新作短編集も単行本で刊行されますのでご期待ください。



 さて、シリーズの主人公である姫川玲子を最初に演じていただいた竹内結子さんが亡くなられました。誉田さんも「私のミューズでした」と追悼されていましたが、おそらく読者のみなさんの中にも、竹内さんの姫川玲子の印象が強い方は多いのではないかと思います。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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