[event report] 小説家と、崩壊した池袋を探索してみた。

文字数 2,838文字

 レジェンドノベルスから好評発売中の『カロリーが足りません 終末食べあるきガイドブック 魔物グルメ編in池袋』(大場鳩太郎・著)。

「グルメものかと思いきや、主人公が全然おいしそうなものを食べられなくて不憫」「相棒AIがとにかくかわいい」と、各方面からレビューが殺到。西島大介さん画の装幀も「レジェンドノベルスでは珍しいタイプだけど、内容とすごくマッチしてる!」「これはグッドデザイン賞!」とご好評をいただいております。


本記事でご紹介するのは、この作品と連動して開催中の【リアル探索ノベルゲームイベント】

その名も――


『崩壊した池袋から脱出せよ!』

新感覚!【リアル探索ノベルゲーム】とは?

 作品の舞台である池袋の街を実際に歩き、クイズに回答することでオリジナルストーリーを読み進める! 物語が現実とリンクする本イベントを【リアル探索ノベルゲーム】と名付けました。


 ひとりでも参加でき、お好きな時間帯に楽しめる。三密にならない、withコロナ時代にふさわしいイベントです。そして大事なところなので赤文字にしますが、参加費は無料!


 ――とはいえ、文字だけで説明してもわかりにくいですよね。


 ですので、担当編集者Fが実際にコースを歩いてきた時の写真やイラストとともに、イベントの様子をご紹介していきたいと思います。

●イベント参加に必要なもの


 このイベントは、【スマホ1台】で参加が可能。チェックポイントでは写真を撮影するので、電池残量はそこそこあった方がいいと思います。

 まだまだ日中は気温が高い都内、屋外を歩くイベントなので、ほかに必須の持ち物は【水分】。コース中、コンビニや自販機はたくさんありますので、好きなドリンクをゴクゴク摂取しながら歩きましょう。

 装備としては【歩きやすい靴】【日よけの帽子】をオススメします。コース全長は4キロ弱。まあまあな距離の散策になる可能性があります。日頃運動不足のかたには絶好のアクティビティになること間違いなし。ゴールまでの時間は1時間半程度(休憩含めず)を想定してください。

●アプリ「NaviTabi」をインストールしよう


『リアル探索ノベルゲーム』を遊ぶために、スマホアプリ「NaviTabi」をインストールしましょう。「NaviTabi」は、スマートフォンの位置情報を利用して、地図上に設定されたチェックポイントを回るナビゲーションゲーム(林間学校でやるオリエンテーリングなどもその一種)を、地図や方位磁石を持っていなくても、スマホ1台で楽しめるアプリです。

 NaviTabiを使ったコースは全世界でリリースされています。古地図を使って都内を巡るコースなんかもあって、地図・地形好き、「ブラタモリ」好きな方にもオススメです。


▼NaviTabiのインストールはこちらから!
[iOS]
[Android]

池袋駅から探索スタート!

 去る真夏の某日。

 池袋駅西口の35番出口で『カロリーが足りません』著者の大場鳩太郎さんと合流しました。ここが本イベントのスタート地点。今日は大場さんとふたりで、チェックを兼ねて全コースを踏破します。

 スタート地点の向かいには、老舗洋菓子店の「タカセ」があります。ゲーム中に不足するであろうカロリーを、ここで補充しておくのもいいかもしれません。

 この日は30℃超えの真夏日。何もせず、ただ棒立ちしているだけでも汗が噴き出す状況で、無事ゴールまでたどり着けるのか不安なのですが、何はともあれ「NaviTabi」を起動。メニュー画面で「崩壊した池袋から脱出せよ!」を選択し、マップが表示されたら、ゲームスタート!


※アプリ起動からゲームスタートまでは、こちらのリンク先のページで解説しています【CLICK!】

 さあ、冒険の始まりです。

 最初のチェックポイントは「池袋水天宮」。画面に表示された地図を頼りに、現地を目指して歩きましょう。

チェックポイントが近づくと、画面の下部の「パンチ」ボタンがタップできるようになります。
チェックポイントでは以下の操作を行います。

1.【パンチ】タップで、チェックポイント通過を記録。

2.【撮影】チェックポイント画像と、なるべく近いアングルで写真を撮ります。

3.【クイズ】このクイズに回答することで、ストーリーの続きを読むことができます。

 どうですか、目の前に、廃墟と化した街が広がってきたでしょう。

 広がってきましたよね?

 ……想像力を働かせるのです。

 そう、ここは文明が崩壊し、人っ子ひとり歩いていない元・大都会。

 独り目を覚ましたあなたは、自分のいる場所や、世界に何が起こったのかを知るために、携帯端末に搭載されたAIのナビを頼りに周辺の探索を始めます。

 この先には一体、どんな秘密や冒険が待ち受けているのか……続きはぜひ、実際に体験してみてください!

ソーシャルディスタンスを保ちながら、池袋散策を楽しもう

 イベントコースは、サブカルの聖地とも言える池袋のランドマークや名所をたどるように設定されています。ストーリーを読み進めながらめぐる池袋の街は、いつもと違う顔を見せてくれること間違いなし。

 そして、ちょっと歩き疲れたなと思ったら、しっかり休憩もとりましょう。無理は禁物。水分補給は忘れずに! おなかがすいたらカロリー補給も。

 コース後半のチェックポイントには「新栄堂書店」、ゴールには「ジュンク堂書店 池袋本店」があります。新栄堂書店さんは地元密着型、文芸やライフスタイルの話題書が並ぶセレクトショップ的店舗。地階はお茶もいただける会員制ブックサロンになっています。ジュンク堂は皆さんご存じの大型店。書店で本を見ながら一休みするのはいかがでしょう。どちらの書店さんにも『カロリーが足りません』は入荷しています!
(左)芝生が気持ちいい南池袋公園。

(右)チェックポイントにもなっている新栄堂書店。赤レンガの壁が目印。

てくてく歩くこと90分。ついにゴール!
 ストーリーのネタバレを避けるため、詳しい内容はお伝えできないのですが……池袋の街を探索するなかで、あなたの身は何度も危険にさらされます。機転や直感で危機を切り抜け、生き延びたあなたが最後に目にする光景とは……!?
 無事にゴールに到達した皆様には、完走賞として西島大介さんのオリジナルスマホ待ち受け画像をプレゼント。ぜひ記念にダウンロードしてください。

 今回ご紹介した「崩壊した池袋から脱出せよ!」

 リアルとフィクションがスマホを通して融合する体験、興味を持っていただければ幸いです。イベント期間は9月30日までとあとわずか! 連休中や週末の運動不足解消にいかがでしょうか。熱中症とコロナ対策はしっかりとお願いいたしますね。

 そして、文明が崩壊した奇妙な池袋をもっと歩き回りたい……という方は、発売中のレジェンドノベルス『カロリーが足りません 終末食べあるきガイドブック 魔物グルメ編in池袋』で、さらなる冒険をお楽しみください!

登場人物紹介

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