2023年3月号は、本屋大賞候補『汝、星のごとく』最新スピンオフにご注目!

文字数 1,601文字

講談社がほこる月刊エンタメ文芸雑誌「小説現代」。

最新号の見どころを一挙ご紹介します!

3月号は、今年デビュー15周年を迎え、『汝、星のごとく』が直木賞、そして本屋大賞候補となった凪良ゆうさんのインタビュー、そしてスピンオフ新作をお届けします。

主人公は、訳あって世に送り出すことのできなかった、燦めく星のような青埜櫂の小説を読者に届けるために闘うふたりの編集者、植木渋柿と二階堂絵里。

苦しみを抱えながら夢を追うふたりの姿に、ページをめくる手が止まらない。さすが凪良ゆうさんの物語、と感じ入る一作です。


全編公開は、中山七里さんの大人気、「御子柴弁護士」シリーズの最新作。味方としてはこれほど頼もしい相手はいない、敵に回すとやっかい極まりない御子柴、今作でも振り切れています。


読み切り小説は、音声とクロスオーバーして楽しむ、道尾秀介さんの「きこえる」シリーズ第三弾「にんげん玉」や、坂井希久子さん、長浦京さん、本誌初登場の直島翔さんなどの短篇がお目見え。


さらに、第17回の小説現代長編新人賞受賞作も発表。

応募作1068作の中から選ばれたのは…!? 受賞者の受賞の言葉と、選考委員の最終候補作への選評も見逃せません。


今号も文芸の最先端が詰まった小誌、じっくりお楽しみください!

<2023年本屋大賞ノミネート!>

本屋大賞ノミネート『汝、星のごとく』スピンオフ新作

凪良ゆう 星を編む

漫画原作者となった櫂の担当編集者二人の知られざる物語。物語を愛し、才能という名の星を編集することに命を賭ける編集者の思いとは。累計16万部突破、本屋大賞ノミネートの『汝、星のごとく』のスピンオフストーリー第2作が登場! 


凪良ゆうデビュー15周年記念! 10000字インタビュー

ボーイズラブ(BL)ジャンルからデビューし、文芸でも高い評価を受ける作家・凪良ゆうの15年の軌跡を振り返るスペシャルインタビュー。


<全編公開・累計50万部突破「御子柴弁護士」シリーズ最新作>

中山七里 殺戮の狂詩曲

高級老人ホームで発生した凶悪事件の裁判に、悪徳弁護士・御子柴礼司が乗り込む。御子柴が胸に秘める真意とは?


書評 杉江松恋


<追悼>

追悼・北上次郎さん

勇気をくれた言葉たち

物語を愛しいつも力強い言葉で作品を応援してくださった文芸評論家の北上次郎さんが、逝去されました。

北上さんがエールを送ってくださった弊社刊行の小説を、ごく一部ではありますが、ご紹介させていただきます。


<対談>

特殊ミステリー歌劇『心霊探偵八雲 ー思考のバイアスー』主役対談  

後藤 大×笹森裕貴

<シリーズ>

道尾秀介 にんげん玉

人生なにもうまくいかない。一発逆転を夢想して足を運んだセミナー。そこでわたしは、思いがけない「機会」を得た。「きこえる」シリーズ第3弾!


長浦 京  NOC 緋色の追憶2

防諜の舞台は国内だけじゃない--。沖野修也が派遣されたのは台湾。初の海外を楽しむ間もなく、ある母娘が経営するホテルへ向かうことになるが。


<読み切り>

直島 翔 ジャッジ

任官7年目の特例判事補・安堂は正判事昇格までまだまだの辛抱。心身の生きづらさを長年かかえながら、異動したばかりの地裁で奮闘する!


坂井希久子 白鷺 浅草観音裏小路

「自分の本当の居場所はここだ」シングルマザーとなり浅草花柳界に復帰した三味線弾き(地方)の沙雪は気づく。


<コラム>

〆切めし 千早 茜

今月の才能箱 将棋棋士 山本博志

じんせいに諦めがつかない 森川 葵

武田砂鉄 もう忘れてませんか? 


<漫画>

意思強ナツ子 るなしい

益田ミリ ランチの時間


<本>

書評現代

ミステリー 青戸しの

青春・恋愛小説 三宅香帆

時代小説 田口幹人

エッセイ・ノンフィクション 高橋ユキ

読書中毒日記 池澤春菜 今月の平台


第17回小説現代長編新人賞発表


小説現代3月号は、2023年2月22日(水)発売予定。

お近くの書店さん、または電子書店さんでお求めください。

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