岩田剛典氏から特別メッセージ!「ライブを作る人々」の熱き思い。

文字数 1,555文字

小説『ホシノカケラ』は、初のソロライブに挑む伝説のヴォーカリストの孤独と葛藤、そして、そのステージを作り上げるために奮闘する人々の熱い思いを描いた物語です。同じくエンタテインメントの世界に生きるEXILE/三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典さんは、この小説に深く共感。文庫版発売に合わせて、こんなメッセージを送ってくれました。
「ステージに立つ者として、ただただ共感」
『ホシノカケラ』を拝読させて頂き、職業柄、ステージに立つ者として、ただただ共感する部分ばかりでした。


アーティストのライブという一見眩しく華やかに見える空間は、様々な部署のプロフェッショナルが苦悩と葛藤を繰り返し、不安と勇気の先にギリギリで危うく作り上げられる、数多くの人間の"人生"が乗っかっている空間なのだと改めて認識できました。


だからこそライブというエンタテインメントに人々は魅力されるし、自分もまたそのひとりだと痛感しました。


この作品のリアリティ溢れる心情描写は、まさにライブ制作という職業の裏側であり、日頃なかなかスポットが当たらない部分でもあると思うので、今後、舞台監督や舞台スタッフを目指す若者へのバイブルにもなり得る作品だと感じました。


岩田剛典

岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS)

2010年、三代目 J SOUL BROTHERS「Best Friend's Girl」でデビュー。現在はEXILEと三代目 J SOUL BROTHERSを兼任して活動中。俳優としては、フジテレビ系ドラマ「ディア・シスター」をはじめ、連続ドラマ初主演を務めた日本テレビ系ドラマ「崖っぷちホテル!」、フジテレビ系ドラマ「シャーロック」等に出演。映画「植物図鑑」で映画初主演を務め、『第41回 報知映画賞』 新人賞、『第40回日本アカデミー賞』 新人賞俳優・話題賞、『第26回日本映画批評家大賞』新人男優賞を受賞。18 年に初単独主演映画「去年の冬、きみと別れ」他で『第31回 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞』石原裕次郎新人賞を受賞。20年映画「AI崩壊」「空に住む」「新解釈・三國志」3作に出演。21年主演映画「名も無き世界のエンドロール」が公開。同年TBS系7月期連続ドラマ「プロミス・シンデレラ」に出演。2022年にNetflixオリジナルドラマ「金魚妻」、映画「ウェディング・ハイ」「死刑にいたる病」「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」が公開。19年からは、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のアンバサダーとして活動中。俳優業、CM出演等、各方面で活動中。

『ホシノカケラ』稲葉なおと/著(講談社文庫)

ライブ動員数日本一を誇るバンド「デラノ」のボーカル・香田起伸は、初めてのソロライブを前にして孤独と葛藤を抱えていた。そんな香田を支えながら、次々に起こる問題を乗り越え、最高のステージを作り上げるために戦い続ける男たち。決して脚光を浴びることのない「裏方」たちの人生と熱い思いを描く。

稲葉なおと(いなば・なおと)

東京工業大学建築学科卒業。一級建築士。建築家を経て1998年、旅行記『まだ見ぬホテルへ』で作家・写真家としてデビュー。長編旅行記『遠い宮殿』でJTB紀行文学大賞奨励賞受賞。500軒以上の名建築といわれる宿に宿泊取材し、写真集、小説、児童小説を刊行するなど活動領域を広げ、日本建築学会文化賞受賞。取材開始から15年を経て刊行された本書『ホシノカケラ』は、児童小説『サクラの川とミライの道』、写真集『津山 美しい建築の街』と共に、著者ゆかりの街・岡山県津山市を題材にしている。他にノンフィクション『夢のホテルのつくりかた』など著書多数。

© 2022 Seizo Terasaki

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