(34)天野純希【今川氏真】

文字数 487文字

現代を代表する作家・漫画家・学者・舞台で活躍する芸人やタレントの方たちに、好きな戦国武将のアンケート調査を実施いたしました。

激動の令和において、人気のある武将は果たしてだれなのか?!

天野純希(あまの・すみき)さん


──1979年愛知県生まれ。2007年『桃山ビート・トライブ』で第20回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。13年に『破天の剣』で第19回中山義秀文学賞、19年に『雑賀のいくさ姫』で新生第1回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞。近著に『乱都』。

【わたしの好きな戦国武将】


今川氏真

暗愚、ボンクラ、蹴鞠オタクなどなど、何かとひどい言われようをされがちな彼ですが、父義元の死後、武田信玄と徳川家康を相手に十年も国を持ちこたえさせたことは、評価に値するのではないでしょうか。今川家が滅びた後はお家再興をすっぱり諦め、欲をかかず、時流に上手く乗って生き延びました。自分に向いていない大名としての道を捨てて、大好きな和歌や蹴鞠を楽しみながら人生を謳歌し、最期は大往生を遂げたところなんかも、個人的に好ましく思っています。

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色