(24)月村了衛【伊藤一刀斎景久】

文字数 605文字

現代を代表する作家・漫画家・学者・舞台で活躍する芸人やタレントの方たちに、好きな戦国武将のアンケート調査を実施いたしました。

激動の令和において、人気のある武将は果たしてだれなのか?!

月村了衛(つきむら・りょうえ)さん


──1963年大阪府生まれ。2010年に『機龍警察』でデビュー。13年に『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年に『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年に『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞受賞ほか、受賞多数。近著に『白日』。

【わたしの好きな戦国武将】


伊藤一刀斎景久

兵法家も対象であったのでこの人物を選んだ。個人的に、学生時代の習作をはじめ何度も題材にしてきたということもある。


かの名著『日本武術神妙記』の序文において中里介山は、「さてまたこれ等神妙の名人上手の実力に就ての品評は古来よく下馬評にのぼり、炉辺話題に供せらるるものであるが、それはなかなか難かしいもので時代を異にし流派を異にする超人間の人々の技量手腕に上下段階を附して見るということは殆んど不可能のことだが、併し離れて大観すれば自ら相当の標準が無いではない」と述べている。それに従うとすれば、やはり達人の筆頭に挙げられるべきは塚原卜伝か伊藤一刀斎だと思うが、先述の理由により伊藤一刀斎を推す次第である。

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