2021年10月号は、時代小説のショートショート特集が読みどころ

文字数 1,220文字

講談社がほこる月刊エンタメ文芸雑誌「小説現代」。

最新号の見どころを一挙ご紹介します!

今月号の巻頭は「五分後にホロりと江戸人情」、5分で読める人情ものの時代小説ショートショート特集です。ページを捲ればあっという間に江戸時代へタイムスリップ。忙しい日々で忘れかけがちな、しみじみと優しい気持ちを思い起こさせる一寸【ちょっと】の旅。ハンカチをご用意の上、お読み下さい。


また、今年度の乱歩賞受賞作2作の抄録とインタビュー

小誌初登場の、山下穂尊さんによる「読書中毒日記」拡大版、

そして巻頭グラビアは、四千頭身の後藤さんによる初エッセイ『これこそが後藤』の刊行レポートです。書店員の格好をした後藤さんにぜひ注目を!


先月号はおかげさまで完売いたしました。今月号も早めにお買い求めください!

〈時代小説ショートショート特集〉

五分後にホロりと江戸人情


吉森大祐 酒日和/あまやどり/与三の水/おもかげ

岡本さとる おやじ/女房の左肩

泉 ゆたか まっさら/枕屏風/濡れ衣/きたなたろう

輪渡颯介 みんな仲良く

稲葉 稔 金太郎/鵲の橋

三國青葉 おっかさんの秘密/隣の杢兵衛さん

風野真知雄 ふくろうさま/面影橋の女/物真似奉公

<特別掲載>

67回江戸川乱歩賞


桃野雑派 老虎残夢 抄録

湖の孤島、そびえる楼閣、明かされることのない過去、三人の武俠――そして起きた悲劇。「乱歩賞の逆襲」の火ぶたが切られた!


伏尾美紀 北緯43度のコールドケース 抄録発売直前インタビュー

早くも続編希望の声多数。博士号を持つ刑事、沢村依理子が挑むのは、北海道警察最大の未解決事件と組織の闇。


早くも最新短編掲載!

桃野雑派 墓穴

効率こそがすべてだ。なのに、クソっ! なんで俺はこんなところでバカみたいな重労働をしなきゃならないんだ! ん? あそこに誰かいるのか?

<刊行記念>

後藤拓実 これこそが後藤 イベントレポート

このたび初書籍を刊行した後藤さん。本の世界をもっと知りたいということで、読書好きの聖地・紀伊國屋書店新宿本店へ体験入店! 果たして 結果は……⁉︎

<シリーズ>

川瀬七緒 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介 ルーティンの痕跡

下着泥棒の捜査協力をすることになった京介。小春といっしょに見せられた証拠品は六十枚ものトランクスだった。

<読み切り>

パリュスあや子 ノワのハサミ

コロナ禍のフランスで、久留実の心を支えていたのは、訪問先で髪を切ること。

待ち遠しかった、息子の帰国まであと数日ーー。

<本>

読書中毒日記 初登場 山下穂尊

<エッセイ>

森川 葵 じんせいに諦めがつかない

酒井順子 人はなぜエッセイを書くのか ~日本エッセイ小史~

岸田奈美 飽きっぽいから、愛っぽい

藤谷 治 小説から聴こえる音楽

新井見枝香 きれいな言葉より素直な叫び

<コラム>

〆切めし 王谷 晶

武田砂鉄 もう忘れてませんか? 

<漫画>

益田ミリ ランチの時間

意志強ナツ子 るなしい

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色