『ボタニカ』(朝井まかて)

文字数 963文字

いま話題のあの作品を、マンガでひとかじり!

ブックソムリエ猫のスピンと、飼い主シオリが話題の本をあーだこーだとご紹介します。

気になった作品があったら、ぜひ本をお手にとってくださいね。


今回ご紹介するのは、『ボタニカ』(朝井まかて)

狭間シオリ:アラサー会社員

スピン:ブックソムリエ猫

シオリ&スピンのアフタートーク!
は~、植物一筋94年の人生! すごかった~。
お、読み終わったね! どうだった?

中盤はほんと、ツッコミまくりながら読んでたよ。

富太郎さ~、ほとんど植物のことだけ考えて生きてるんだもん。周りのひとは振り回されっぱなしで大変で、ハラハラしちゃった。

故郷に放置されてた妻の猶さんが立派で、ついそっちを応援しちゃったりね。

わがまま勝手な富太郎のモノローグがうまいよね。

妻からの仕送りがなければ文句を言うし、愛人のスエも、研究の邪魔だと疎ましく思ったりもする。

学者ってこんなひとばっかりなの?

学者の人が聞いたら怒るよ…

でも、植物みたいにしたたかで、人たらしでもあったんだろうね。


育ちが良くって、自分の才能を信じて疑わない人だったから、

中年になって初めて同僚の研究者に嫉妬するところとか、面白かったな。

富太郎みたいな人が現代に生まれていたら、どうなってたかなぁ。

植物採集系YouTuberかな…!

うん…わかる気がする…。



今回紹介した本は……


『ボタニカ』

朝井まかて

祥伝社

1980円(1800円+消費税10%)

描いた人:藤沢チヒロ@uwabamic




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