(74)土橋章宏【豊臣秀吉】

文字数 647文字

現代を代表する作家・漫画家・学者・舞台で活躍する芸人やタレントの方たちに、好きな戦国武将のアンケート調査を実施いたしました。

激動の令和において、人気のある武将は果たしてだれなのか?!

土橋章宏(どばし・あきひろ)さん


──1969年大阪府生まれ。シナリオ「超高速! 参勤交代」で第37回城戸賞受賞。2013年に同作の小説『超高速! 参勤交代』で作家デビュー。同名映画で第38回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。作品も第57回ブルーリボン賞に輝く。その後も、映像と小説を股に掛けて活躍し続けている。

【わたしの好きな戦国武将】


豊臣秀吉

強い武将は数多いるけども、腕力というより、主に知略や和議で戦った秀吉には夢が持てる。


非力でも勝てる。家柄がなくても勝てる。貧乏でも勝てる──。


その戦法は、人をたらし、兵糧攻めをし、一夜城、中国からの大返し、など枚挙にいとまがない。まるで歴史を知っていたかのような活躍である。もっともタイムスリップした武将といえば信長だろうが(私も一本書いたことがある)、その才から言えばまず秀吉がタイムスリッパーとして当確ではないか。


もちろん、ステゴロで勝負すれば柴田勝家にはボコられるだろうし、明智光秀相手でも危ないかもしれない。でも天下を取ったのは秀吉。姿も猿のようなのに、なぜかかっこいい。


部下もたくさんついてくる。最後はヘナったけど、それも人間らしくて味がある。強くてつまんない家康(北の湖みたい)より断然いいと思う。

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