〈お知らせ〉第67回江戸川乱歩賞決定&豊島区との協力発表!

文字数 1,147文字

ミステリーの登竜門、江戸川乱歩賞に関するお知らせです


第67回江戸川乱歩賞 受賞作決定!

 

昭和29年(1954年)に江戸川乱歩の寄付金を基金とし、探偵小説の奨励のために設立された「江戸川乱歩賞」(以下、乱歩賞)は、一般社団法人日本推理作家協会(京極夏彦代表理事)主催のもと設立当初から株式会社講談社による受賞作の出版や運営に関する後援、そして第38回(平成4年/1992年)からは株式会社フジテレビジョンによる映像化権の優先取得を前提とする副賞賞金のご提供という後援を受け、運営をしております。

過去の受賞者には、森村誠一、西村京太郎、東野圭吾、桐野夏生、池井戸潤など日本のミステリー界を牽引、海外でも評価されている作家の名前が並ぶ、まさにミステリー界の登竜門です。

第67回目となる今年の乱歩賞にも386編の応募があり、最終候補5編を5月17日に綾辻行人、新井素子、京極夏彦、月村了衛、貫井徳郎(50音順、敬称略)の5名の選考委員による選考会を実施、下記に受賞作が決定いたしました。



第67回江戸川乱歩賞 受賞作

「センパーファイ-常に忠誠を-」(伏尾美紀)

「老虎残夢」(桃ノ雑派)



同時に本年度より、江戸川乱歩賞は豊島区から新たな協力を得ることになりましたことを発表いたしました。


江戸川乱歩ゆかりの地である”池袋”で結ばれる新たなパートナーシップ


「文化によるまちづくり」に取り組み「国際アート・カルチャー都市」を目指す豊島区に、新しい才能の発掘や日本推理作家協会の設立のため尽力した”乱歩の精神”に共感いただき、新たな協力関係を結ぶことになりました。

豊島区と江戸川乱歩の縁は、昭和9年(1934年)に乱歩が池袋西口の邸宅に移り住んだときから始まります。現在は立教大学に隣接する「旧江戸川乱歩邸(大衆文化研究センター)」となっている場所に、乱歩は70歳で死去する昭和40年(1965年)まで住み続けました。歴代乱歩賞受賞者が必ず受賞報告に訪れる場所です。

昨年度、豊島区は11月1日を「としま文化の日」に制定いたしました。この日を起点とする今年の「としま文化推進期間」の日程のなかで、乱歩賞に関連する「公開イベント」を実施いたします。

乱歩ゆかりの地で、豊島区民の皆様、ミステリーファンの読者の方々にも参加いただける新たな試みを企画し、豊島区と江戸川乱步やミステリーの結びつきを強くアピールしていきます。

詳細は決まり次第、お知らせいたします。

豊島区という新たなパートナーを得た乱歩賞は、新たな才能の発掘とミステリーを含むエンターテインメント小説の魅力をさらに発信するべく邁進してまいりますので、ますますのご注目をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。


※写真は2019年度、第65回の贈呈式の様子です。

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