いま読むべき!「感染症」の小説4選!

文字数 692文字

コロナによる世の中の混乱がつづいています。

書評家・末國善己さんがこんな時だからこそ読むべき「感染症」の小説を選んでくれました。

選書:末國善己(文芸評論家)

1968年生まれ。YouTubeの文芸動画チャンネルBundanTVにおいて「ニュース書評」でレギュラー出演中。
【感染症小説その1】

時は天平。藤原四兄弟をはじめ寧楽の人々を死に至らしめた天然痘の蔓延を食い止めようとする医師たちと、偽りの神を祀り上げて混乱に乗じる者たちがいたーー。直木賞にもノミネートされた時代ウイルス小説!

『火定』澤田瞳子(PHP研究所)
【感染症小説その2】

平凡な郊外の町に、災いは舞い降りた……。20年も前に今日の危機を予見していた驚愕&戦慄のパニック・ミステリ!

↑『夏の災厄』篠田節子(KADOKAWA)
【感染症小説その3】

二〇××年、中国でサッカー・ワールドカップが開催された。しかし、スタジアムから遠く離れた雲南省で致死率六〇%の強毒性インフルエンザが出現! 中国当局の封じ込めも破綻し、恐怖のウイルスがついに日本へと向かった!

↑『首都感染』高橋哲夫(講談社)
【感染症小説その4】

鳥の不審死から始まった新型感染症流行の噂。その渦中に首都庁に勤めるKは巻き込まれていく……。組織の論理と不条理、怖れと善意の暴走を生々しく描く。新型コロナ感染拡大の前に書かれた新鋭による問題作。

↑『臆病な都市』砂川文次(講談社)
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