『ブラザーズ・ブラジャー』(佐原ひかり)

文字数 999文字

いま話題のあの作品を、マンガでひとかじり!

ブックソムリエ猫のスピンと、飼い主シオリが話題の本をあーだこーだとご紹介します。

気になった作品があったら、ぜひ本をお手にとってくださいね。


今回ご紹介するのは、『ブラザーズ・ブラジャー』佐原ひかり)!

狭間シオリ:アラサー会社員

スピン:ブックソムリエ猫

シオリ&スピンのアフタートーク!
『ブラザーズ・ブラジャー』、略して『ブラブラ』!

氷室冴子青春文学賞」の大賞を受賞した作品なんだね。

第2回だから…まだ新しい文学賞なんだ?

そう。少女小説界のレジェンド・氷室冴子さんの故郷、北海道岩見沢市が設けた文学賞なんだ。

第2回の最終選考時の激論はここから読めるよ!

(受賞時のタイトルは『きみのゆくえに愛を手を』)

審査員の先生方のやり取りが面白い!

そしてこの時から『ブラ』ってコードネームで呼ばれてる(笑)

受賞作が、本の前半の『ブラザーズ・ブラジャー』で、後半の『ブラザーズ・ブルー』は書き下ろしなんだね。

私、『ブラザーズ・ブルー』で、夜中眠れなくなったちぐさが晴彦に“ある飲み物”を作ってもらうシーンがすごく好き。

きれいな指でレモンを絞ってくれる(血がつながってない)弟、うーんたまらん……

シオリ、よだれよだれ……
あらやだいけない。

弟萌えは置いておいても、あのシーンの、儚くて親密な空気感が素敵だったの。

そのあと、二人はちょっと遠出をするんだよね。
海辺の街にね……!

居場所が見つからなかったり、生きづらさを抱えている彼らだけど、まぶしい青春を生きてるなぁって、ちょっとうらやましくなったアラサーでした (o^-^o)

今回紹介した本は……


『ブラザーズ・ブラジャー』

佐原ひかり

河出書房新社

1672円(1520円+消費税10%)

描いた人:藤沢チヒロ(@uwabamic

Pick Up!

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