• ツイート
  • ツイート
  • LINEで送る

「骨太小説コンテスト」受賞作『酒井七馬と手塚治虫』(須崎正太郎)

「NOVEL DAYS」にて開催された「大人が楽しめる骨太小説コンテスト」で、600作品以上の中から見事受賞作に輝いた『酒井七馬と手塚治虫』(須崎正太郎・著)を一挙掲載!
==
昭和二十年。終戦直後の日本、大阪。
大阪大空襲の焼け跡も生々しいその場所に、一人の漫画家が立っていた。
酒井七馬。
戦前の大阪漫画界で活躍していたその男は、敗戦のショックに打ちひしがれていた日本人を見て決意する。
自分の漫画を用いて、そしていずれはディズニーにも劣らないアニメーションを作って、人々を笑顔にしてみせる。
七馬は大阪で活動を開始する。
漫画を描き、雑誌を作り、後進を育て――
そんな七馬の前にひとりの青年が登場した。

「僕の描いた漫画を読んでほしいと思って、ここまで来たんです。僕、手塚といいます」

それは日本漫画史に残る巨人、『漫画の神様』手塚治虫の若き日の姿であった。

(この物語は、史実をもとにしたフィクションです)
==
■「NOVEL DAYS」内作品ページ
 https://novel.daysneo.com/works/3f219e56b260e45ec5450b2e4ceb04bb.html