伊兼源太郎『巨悪』応援コメントをご紹介!
文字数 1,922文字
『点と線』『火車』『マークスの山』『OUT』『13階段』『半落ち』『さまよう刃』『孤狼の血』『罪の声』……社会派ミステリーの傑作に連なる野心作が誕生!
消えた復興予算2兆円。
震災を食い物にする奴らがいる――。
「ポスト横山秀夫」の呼び声高い、今最も注目の作家を「推し」に決めた人が続出。
弩級の社会派エンタメ・ミステリーに寄せられた応援コメントをご紹介します!
これほどまでに真に迫る形で、「東京地検特捜部」を扱った入魂の小説があっただろうか。
『巨悪』を読めば、わかるだろう。
伊兼源太郎が、いま猛烈な勢いで巨星・横山秀夫の域に近づきつつある要注目の俊英だと!
――宇田川拓也(ときわ書房本店)
やられてしまった。善とは悪とは。考え続けている。
巨悪に立ち向かう中澤、城島。
その悪の正体が現れた時、怒りが爆発し、悲しみにうち震えた。
重いテーマ、エンタメ度満点の傑作ミステリー。
誰かに思いを話したい。
――山中真理(ジュンク堂書店滋賀草津店)
ここにあるのは、すさまじく過剰な物語だ。
そのうえで言う。
これをものした気概に応えるには、伊兼源太郎という作家の名を脳裏に刻みつけるしかない。
――内藤麻里子(元新聞記者、文芸ジャーナリスト)
理不尽な社会の拳となるのは絶望から生まれた怒りの感情。
「巨悪」とはこの世を覆い尽くす闇でもあれば身近に潜む棘でもある。
本物の正義が伝わる揺るぎなき物語!
目を背けてはならない現実がここにある……。
――内田剛(元書店員、ブックジャーナリスト)
――「NetGalley」にお寄せいただいたご感想
前半、上司の「自分のやり方は合ってる、その通り行動しろ」的な言葉に度々腹が立ちましたが、自分のやり方を変えずに進めていく主人公に尊敬しました。私が同じ立場なら頭にきても上司の指示通りに動いてしまうので。
後半からは真相が分かってくる辺りからは映像ならば「目が離せない」状態になりました。
――「NetGalley」にお寄せいただいたご感想
――「NetGalley」にお寄せいただいたご感想
検察官と事務官の学生時代の友情が再び確かめられた時から、事件の全貌が一気に見え、解明に走り出す。読み進めたい気持ちと、ゆっくり味わいたい気持ちが交互に揺れ動く。
このスピード感はたまらない。
――「NetGalley」にお寄せいただいたご感想
敗戦を繰り返しながらも仲間と協力し、鍛えられながら一歩ずつ成長していく姿は蛹から羽化して大きく羽ばたく前のようです。
傍観者でいることを許されない気持ちにさせられる熱い「正義」の物語。
――「NetGalley」にお寄せいただいたご感想
――「NetGalley」にお寄せいただいたご感想
組織なので歪みが出てきてしまうところはあるが、悪を追求しようとする執念は凄い。
仲間、同じ志を持って、勝利に向かってというと青臭く感じるところがあるが、巨悪に対するには相当な激務が生じるのだろう。図太い信念みたいなものを感じた。
――「NetGalley」にお寄せいただいたご感想
巨悪に立ち向かう東京地検特捜部の検事や事務官の仕事の地道さと根気強さ。
華やかさとか勧善懲悪とは無縁で、だからこそのリアリティーを感じました。
――「NetGalley」にお寄せいただいたご感想
《日本最強の捜査機関》東京地検特捜部に配属された検事・中澤源吾は追い詰められていた。
大手運送会社社長の億単位の脱税疑惑を追うも、立証できたのはごく一部。
だが、元同級生の事務官・城島毅らと捜査を進めるうち、
不可解な金の動きは東日本大震災の復興補助金に繋がり――。
元記者の著者が、取材不可能な組織の深部に迫る、骨太の社会派ミステリー!