第8回 吉川英治文庫賞受賞作発表!

文字数 1,042文字

◆吉川英治文庫賞とは


 吉川英治国民文化振興会は、講談社の後援を得て、2016年、吉川英治文学賞・吉川英治文化賞が、第50回の節目を迎えるのを機に、吉川英治の名を冠した新しい賞を創設しました。

 シリーズ大衆文学作品とその著者を顕彰するもので、「吉川英治文庫賞」という名称にいたしました。(正賞は銀杯、副賞100万円)

 近年「シリーズ大衆文学作品」が隆盛ですが、刊行が複数年にわたるシリーズ作品は、これまでの文学賞の評価の枠組みでは、顕彰しきれないこともありました。

 いっぽう吉川英治は、大長編大衆文学の代表作家です。優れたシリーズ作品を顕彰するときに、吉川英治という名こそ、もっともふさわしいと考えます。

対象となる受賞者と受賞シリーズ作

および選考方法


 複数年にわたり、5巻以上の複数巻の文庫が刊行されている大衆シリーズ文学作品と、その著者です。12月1日から翌年11月30日までに、文庫最新巻が刊行された作品のなかから、受賞作品を決定いたします。

 シリーズ作品の顕彰ということから、従来の文学賞とは違う選考方式を採用します。具体的には、約50名の選考委員に選考を委嘱し、候補作の推薦および受賞作の選出投票をお願いする方式です。

 約50名の選考委員は、講談社を含む出版社からの代表者(各社1名)、識者、出版流通関係者で構成します。

第8回
吉川英治文庫賞 
受賞作


上橋菜穂子

「守り人」シリーズ 

(新潮文庫)


対象期間内の文庫新刊:『風と行く者 守り人外伝』


※対象は、2021年12月から2022年11月に、シリーズの5巻目以降が一次文庫で刊行された小説のシリーズ作品。

第8回
吉川英治文庫賞 最終候補作
(作家名の五十音順・敬称略)


※対象は、2021年12月から2022年11月に、シリーズの5巻目以降が一次文庫で刊行された小説のシリーズ作品。続編・外伝も含みます。
※文庫レーベル名は、期間内にそのシリーズ作品が刊行されたレーベルです。


◆麻見和史 「警視庁公安分析班」シリーズ (講談社文庫)


◆石田衣良 「池袋ウエストゲートパーク」シリーズ (文春文庫)


◆井原忠政 「三河雑兵心得」シリーズ (双葉文庫)


◆上橋菜穂子 「守り人」シリーズ (新潮文庫)


◆菊地秀行 「吸血鬼ハンター」シリーズ (朝日文庫ソノラマセレクション)


◆三上 延 「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ (メディアワークス文庫)



公益財団法人吉川英治国民文化振興会
吉川英治文庫賞事務局

登場人物紹介

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