食欲の秋に読みたい!「おいしい小説」10選

文字数 2,200文字

秋もいよいよ本番!

街中に溢れる美味しそうなものを見かけると、お腹が空いてきませんか?

そんな食欲の秋にぴったりの「おいしい小説」を10作、ご紹介いたします。

★「ごはん編」

①『東京近江寮食堂』渡辺淳子・著


〇〇あらすじ〇〇

定年退職を間近に控えた妙子は、十年前に消えた夫の行方を探すため東京にやってきた。慣れない土地でのひょんなトラブルから、谷中にある宿泊施設、近江寮にたどりつく。個性的な管理人や常連客の貧しい食生活を見かねた妙子は彼らの食事を作り始めるが、その料理はやがて人々を動かし、運命を変えていく。そして彼女自身も―。おいしくてせつない、感動長編。

②『東京すみっこごはん』成田名璃子・著
〇〇あらすじ〇〇

商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒屋は、年齢も職業も異なる人々が集い、手作りの料理を共に食べる“共同台所”だった。イジメに悩む女子高生、婚活に励むOL、人生を見失ったタイ人、妻への秘密を抱えたアラ還。ワケありの人々が巻き起こすドラマを通して明らかになる“すみっこごはん”の秘密とは!? 美味しい家庭料理と人々の温かな交流が心をときほぐす連作小説!

③『うなぎ女子』加藤元・著
〇〇あらすじ〇〇

お不動さんの参道にあるうなぎ屋『まつむら』。そこにはとある一人の男に縁深い、五人の女たちが集う。売れない俳優と同棲する女、大学教授と見合いをする女、ベストセラーを夢見る女、「太るから」うなぎが嫌いな女―。人生の決断を迫られた彼女たちのそばにはいつもうなぎがあった。甘くてしょっぱい、うなぎのように濃厚な連作五編を収録!

④『ちびねこ亭の思い出ごはん』高橋由太・著
〇〇あらすじ〇〇

新進俳優として注目されていた兄が、自分をかばい交通事故で亡くなった。やり場のない悲しみと後悔を抱える琴子は、死者に再会できるという千葉の内房にある食堂へと向かう。その店で故人との思い出の料理を食べると、ありえない現象が起こるというのだ。半信半疑で訪れた彼女を包んだ温かな奇跡とは? 感動の涙をおさえきれない切なくて優しい連作短編集。

⑤『ようこそ夢屋へ』倉阪鬼一郎・著
〇〇あらすじ〇〇

安政の大地震からふた月。芝の伊皿子坂に新たなのれんを掛けた見世があった。名前は夢屋。おかみのおたねには、震災で悲しい思いをした人たちを料理で元気づけたい願いがあった。見世の看板は、新鮮な玉子をつかった数々の料理。そして、蘭学者でもあるおたねの夫が仕入れてくる南蛮わたりの食材だ。人々の人情と料理のぬくもりに心いやされる新シリーズ誕生。

★「スイーツ編」

①『和菓子のアン』坂木司・著

〇〇あらすじ〇〇

デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの十八歳。プロフェッショナルだけど個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは?

読めば思わず和菓子屋さんに走りたくなる、美味しいお仕事ミステリー。

②『難事件カフェ』似鳥鶏・著

〇〇あらすじ〇〇

洋菓子が美味しい喫茶店プリエールは、店主の兄・季と、元警官でパティシエ役の弟・智が切り盛りする隠れ家的お店だ。優秀な警官だった智を連れ戻そうと店に詰め掛けるのは、県警秘書室の直ちゃん。彼女が持ち込む未解決事件を、兄弟で捜査することになって――。四つの奇妙な殺人事件を、名探偵の兄弟の絆と甘いケーキが解決に導く。

ほろ苦く切ない傑作ミステリー。

③『金メダルのケーキ』中嶋久枝・著

〇〇あらすじ〇〇

オレンジの甘い香りの後にあふれ出す熱いチョコレート―。東京オリンピック女子バレーボール決勝戦の夜、二人の幼い少女は、ひとくち食べたケーキの虜になった。そのとき明日実と未来の二人は、「ケーキ作りの世界でいちばんになる!」という夢を抱くのだった。十二年後、二人はコンクール優勝を目指し、競い合うことになるのだが……。

美味しくて熱い青春小説!

④『ぶたぶた洋菓子店』矢崎存美・著

〇〇あらすじ〇〇

森の中の洋菓子店「コション」は、町のスイーツ好きに大人気のお店だ。可愛いぶたの顔形をしたサクサクのマカロン、ほろほろと口の中で溶ける絶品マドレーヌ。ところが、そんな魔法のようにおいしいお菓子を作るパティシエの姿を見た人はいない。どこか秘密の場所で作っているらしいのだが……。

心優しきぶたぶたが甘い幸せの輪を拡げてゆく、文庫書下ろしほのぼのファンタジー。

⑤『バネジョのお嬢様が焼くパンケーキは謎の香り』文月向日葵・著
〇〇あらすじ〇〇

黒瀬大翔は、大学進学を機に赤羽で暮らしている。最近住まいの向かいにチーズケーキの店が出来た。イートインメニューにはなぜかパンケーキ。美人店主に目を奪われ、恋人にフラれてしまった大翔に、当の店主・三条歩花から、なぜか、店を手伝ってほしいというお誘いが。美人なのに不愛想で、謎めいた彼女が気になって、時々バイトに入ることになったが――。

いかがでしたか?
まだ読んだことのない作品があれば、読んでみてくださいね!

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