「POP王」の熱き魂が分かる動画をご紹介!
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愛なきPOPはダメPOP!
皆さんも書店で見かけたことがあるだろう。陳列される本のそばで、本の内容や惹句などが書かれた紙片が掲示されていることがある。これが通称「POP」である。時に、この小さな一枚が、本の売り上げに大きな作用を及ぼすことがある。
内田剛さんは、長らく大手書店に勤務。その間に手掛けた手書きPOPは3000枚を超える。「POP王」と呼ばれる所以だ。
POP王。横文字にすれば「KING OF POPS」。つまり、マイケルである。
この「POP王のPOP書評」は、そんな内田さんが、自らが愛する作品のPOPを作成。その内容から本のタイトルを視聴者に当ててもらうという、いわば「POPのカルタ取り」である。
レタリングなどの技術の高さはもちろんだが、内田さんの本を読みこむ力、面白さを分析する能力、そして、本への愛が一枚のPOPに凝縮されていて、自然とその本が読みたくなる仕組みだ。
『さんかく』
(千早 茜)
内田さんはこのほかにも、POPづくりのノウハウを伝えるPOP講座や、「尾身ちゃんのオチすご!」のMC・尾身ちゃんとのPOP対決など、BundanTVで様々に活躍している。さすがはマイコーである。
なかでも、内田さんが作家さんへのインタビュアーを務めた動画は必見。そのアルパカ似の面貌と人柄に、作家さんも思わず本音で語ってしまうのだろう。すべてが笑顔にあふれた楽しいインタビューとなっている。
内田さんは昨年、長らく勤めた書店を退職された。野に放たれたアルパカ(失礼!)の今後の活躍に、増々期待が高まる。
BundanTV:「次、何読もう?」をコンセプトに、本にまつわる楽しい動画をYouTubeの片隅から配信している。毎日更新。
(Written by BudannTV編集部)