第6回 吉川英治文庫賞 候補作発表!

文字数 970文字

◆吉川英治文庫賞とは


 吉川英治国民文化振興会は、講談社の後援を得て、2016年、吉川英治文学賞・吉川英治文化賞が、第50回の節目を迎えるのを機に、吉川英治の名を冠した新しい賞を創設しました。

 シリーズ大衆文学作品とその著者を顕彰するもので、「吉川英治文庫賞」という名称にいたしました。(正賞は銀杯、副賞100万円)

 近年「シリーズ大衆文学作品」が隆盛ですが、刊行が複数年にわたるシリーズ作品は、これまでの文学賞の評価の枠組みでは、顕彰しきれないこともありました。

 いっぽう吉川英治は、大長編大衆文学の代表作家です。優れたシリーズ作品を顕彰するときに、吉川英治という名こそ、もっともふさわしいと考えます。

対象となる受賞者と受賞シリーズ作

および選考方法


 複数年にわたり、5巻以上の複数巻の文庫が刊行されている大衆シリーズ文学作品と、その著者です。12月1日から翌年11月30日までに、文庫最新巻が刊行された作品のなかから、受賞作品を決定いたします。

 シリーズ作品の顕彰ということから、従来の文学賞とは違う選考方式を採用します。具体的には、約50名の選考委員に選考を委嘱し、候補作の推薦および受賞作の選出投票をお願いする方式です。

 約50名の選考委員は、講談社を含む出版社からの代表者(各社1名)、識者、出版流通関係者で構成します。

第6回吉川英治文庫賞 候補作


●今村翔吾   「羽州ぼろ鳶組」シリーズ (祥伝社文庫)



●上田秀人   「百万石の留守居役」シリーズ  (講談社文庫)



●上橋菜穂子 「鹿の王」シリーズ  ( 角川文庫)



●菊地秀行   「吸血鬼(バンパイア)ハンター」シリーズ  (朝日文庫ソノラマセレクション)



●貴志祐介   「防犯探偵・榎本」シリーズ  (角川文庫)



●小路幸也   「東京バンドワゴン」シリーズ  (集英社文庫)



●田中芳樹   「アルスラーン戦記」シリーズ  (光文社文庫)



●堂場瞬一   「警視庁追跡捜査係」シリーズ  ( ハルキ文庫)



●誉田哲也   「姫川玲子」シリーズ  (光文社文庫)



●三上延   「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ  (メディアワークス文庫)



●若竹七海   「女探偵・葉村晶」シリーズ  (文春文庫)

登場人物紹介

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