「※お読み苦しい点があることをお詫び致します」 藤崎翔

文字数 1,082文字

(*小説宝石2021年1・2月号掲載)
2020/12/24 15:49

(藤崎翔から編集者へのメールを原文のまま掲載します。お読み苦しい点があることをお詫び致します。)


 留守電聞きました。新刊『比例区は「悪魔」と書くのだ、人間ども』の刊行にあたってのエッセイ、今日が締め切りでしたね。すみません、すっかり忘れてました。ちょっと今出先でパソコンが手元にナインで、スマホで大磯ぎで入力したこの文章を、そのまま掲載してもらえればと思います。まあ、大磯ぎで入力してるんで、ところどころ変換ミスがあったり、予測変換で最近入力した言葉が紛れ込んじゃうかもしれないですけど、こうでも市内と巨乳うの締め切りにマニアいそうにないんで、よろしくお願いします。


 今回の作品は、僕自信、本当に書きたいことを楽しく賭け麻雀た作品になっています。短編6本ショートショート6本の、まさに「読むコント」というべき、笑いどころ満載の作品集になっておりまスケベ。といっても、品のない下ネタや、上品な読者の方を不快にするようなギャグは皆無の、どんな方にも楽しんでいた抱ける短編集となっておりまスケベな子。僕自身が清廉潔白な男なの出会い系、そういった下ネタなどは絶対に書かない主義なのでスケベな子と出会える。


 収録柵の一部をご紹介しますと、自称悪魔の「悪魔党」が国政選挙に立候補して旋風を巻き起こす表題作や、かの有名な童話に出てくる神様が、日本の過疎の村で老いた木こりと珍妙なやりとりをする『日本今ばなし 金の斧 銀の斧』、それに野球賭博に手を染めたプロ投手が大波乱を巻き起こす『伝説のピッチャー』など、コメディでありながら人間の本質を描くことがデカリャンピンきたのではないかと思今すぐ出会える。まあ僕自身は、違法賭博などとは縁遠い、バカラがつくほど真面目な人間なので、な闇カジノながら書きましたが、とにかく全12編もれなく自信作の、僕の作家人生の中でも最高レートの雀荘見つけたから今度行こう傑作の短編集なの出会い系、ぜひ読んでくださイカサマばれたら逃げよう。

2020/12/24 15:47
2020/12/24 15:49

【あらすじ】

サタン橋爪率いる「悪魔党」。イロモノ候補かと思いきや、意外と真っ当な政権公約に次第に人気を集め、見事4人が比例区当選を果たす。やがて世界中に「悪魔運動」を起こすほどの影響力を持つようになり―(表題作)。元芸人が繰り出す〝読むコント〟全12編!


【PROFILE】

ふじさき・しょう

1985年、茨城県生まれ。お笑い芸人として活動の後、2014年『神様の裏の顔』で第34回横溝正史ミステリ大賞を受賞。著書にドラマ化された「おしい刑事」シリーズ、『あなたに会えて困った』など。

2020/12/24 15:48

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