魔界本紀

文字数 1,041文字

『魔界本紀 1 下剋上のゴーラン』
著:茂木 鈴
イラスト:lack

 元日本人の青年が、オーガ族として魔界に転生した。その名をゴーラン。
 魔界は現在、あちこちで戦争が勃発し、下克上上等の大戦国時代を迎えていた。加えて、魔界の住民は脳筋な奴らばかりで、特に謙遜を重んじる日本人には生きにくい世界だ。なにしろ、魔界の住民ときたら半歩下がると2歩踏み込んでくるやつらしかいない。
 ゴーランは転生前の境遇により多くの武術を習っていた。さらに、武術以外にも多くの習い事をしていたので、カオスな魔界でもゴーランは単なる脳筋には遅れを取らず、かつ常に理知的であり、論理的思考と行動を実践できた。下克上(決闘)を申し込まれても並みのやつらなら負けることはない。
 魔界の軍団長・ネヒョルはそんなゴーランに一目置き、要職に就かせる。軽いノリで就かされた部隊長の座だったが、それはゴーランにとって長い長い「下克上ライフ」の始まりに過ぎなかった。
 オーガとして魔界に転生した現代日本人が、己の頭脳と腕っぷしで出世街道を驀進する、少年マンガ的激アツ下剋上物語!

定価 本体 1200 円+税
発売日 2019年09月07日
ISBN 9784065163962



『魔界本紀 2 下剋上のゴーラン』

著:茂木 鈴
イラスト:lack

弱肉強食、毎日が世紀末な魔界にオーガ族として転生した元日本人、ゴーラン。
本来は肉の壁としてしか使われない脳筋種族ながら、転生前の記憶を持つゴーランは周囲に「知略に長けたオーガ族だ」と一目置かれ、小魔王メルヴィスの国で次第に成り上がりつつある。
そんな折、気まぐれで掴みどころのないヴァンパイア族の軍団長・ネヒョルがメルヴィスの支配の系譜から姿を消した。実力者の突然の離反である。混乱に陥るゴーランやファルネーゼ将軍らに、三百年まえの厄災を語り始めたのは、魔王トラルザードの国の使いとして来ていたメラルダ将軍だった。かつて周辺国で暴虐の限りを尽くし、数多の町を滅ぼした集団『ワイルドハント』の頭目も、ネヒョルという名であったというのだ――
消えたネヒョルの狙いは何なのか。メルヴィスの国を併呑せんと次々攻め込む周辺国への対応策は――取り組むべき問題が山積しているというのに、オーガ族の村には伝染病の兆しまで現れ――!?
鬼の身体に知性と戦闘狂の魂を宿した戦士・ゴーランの骨太魔界戦記、勢い止まらぬ第2巻登場!

定価 本体 1200 円+税
発売日 2020年02月07日
ISBN 9784065183229


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