〈やってられない〉という心情的な部分は別ですが、介護生活の様子や具体的なケアはほぼリアル。ああいうものだと思っていただいていいと思います。別れて生活することを選ぶ夫婦も多く、夫婦間介護が難しい問題だというのはわかっています。実は私の妻も同じ頸髄損傷の障がいがあるのです。そのことと、妻の介護を自分でしているので仕事に時間的な制約があることについては、デビュー時から出版社の方々には打ち明けていました。それで何人かの編集者さんからは、体験を小説にしてみてはどうですかと提案されてはいました。自分のことを書くのは面映(おもはゆ)いという気持ちがある一方で、作家としての自分からは、正対して書かなくてはいけないと突き上げられてはいて。ただ、どう書けばいいのか、書いたものを周囲はどう思うだろうかなど、あれこれ考えてしまい、なかなか踏ん切りがつかなくて……。

作品タイトル:【新刊インタビュー】

記事名:『ワンダフル・ライフ』刊行記念  丸山正樹 インタビュー

作者名:小説宝石  hosekikobunsha

|その他|連載中|3話|13,681文字

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