『ミッションクリア』を賞に選んだのは、他の作品に比べて、物語のまとまりがあり、描写もできているので情景がわかりやすかったからです。


導入もじょうずで、登場人物の書き分けができています。

マジックについての知識が物語の中で活かされています。

作者の年齢を考えれば、じゅうぶん合格レベルです!


また、事件を解決するに当たって、子どもたちが子どもたちなりに一生懸命考え答えを出し実行している点には、とても好感が持てました。

「子どもだから」とか「子どものくせに」ということに負けず、「子どもたちなりに」頑張る姿勢は、物語全体をさわやかにしています。


これから作者が成長し、今持っている「子どもの気持ち」にプラスして多くの体験や知識を得たときに、どのような物語を書いてくれるのかとても楽しみです!


(はやみねかおる)

作品タイトル:「青い鳥文庫」編集室

記事名:「青い鳥文庫小説賞2020」受賞作決定!

作者名:講談社青い鳥文庫  aoitoribunko

|その他|連載中|1話|3,768文字