おもちさんは老いの不具合を他人に説明しづらいことが鬱屈の原因になっています。それは結局解消されないけど、自分なりの「快く過ごすための論理展開」みたいなものを作り出して、自分を納得させていきますね。あのあたりがすごくおもしろかったです。人の思考回路が目の前で少しずつ形作られているのを見ているような感覚がありました。また、終わり方も印象的でした。いい幕の引き方ですね。

作品タイトル:【新刊インタビュー】

記事名:『にぎやかな落日』刊行記念 朝倉かすみ インタビュー

作者名:小説宝石  hosekikobunsha

|その他|連載中|6話|33,689文字

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