後半に持っていくところですね。立てこもり事件で終わらせても、物語は成立するわけですよ。機捜と自ら隊のやり取りを描いていけば、これも小説になる。ただそれだけだと物足りない、もうひと展開させるにはどうしよう、と。

後半、立てこもり事件からテロ事件へ、事件の性格が変わっていく。過激な集団の姿が見えてきて、それに冤罪が絡んでくる。展開によくどんでん返しが求められるけれど、唐突なのは興ざめなんです。そこを不自然を感じさせず最後まで読めるように、気をつかわなければいけない。

作品タイトル:【新刊インタビュー】

記事名:『石礫 機捜235』刊行記念 今野敏インタビュー

作者名:小説宝石  hosekikobunsha

|その他|連載中|6話|33,689文字

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