第一章は「雑誌から短編の依頼が来た」ので書いただけで、その時点では先のことは何も考えてはいませんでした。その後、二度目の短編の依頼が来たときに、編集さんには無断で連作にしようと思いついたんです。バラバラの短編よりもテーマのある連作短編のほうが、本にしてもらいやすいかな、という非常に打算的な理由で。そして、第二章を書きながら連作のテーマと大まかな設定を決めました。「映画をモチーフに使うこと」と「物語の目的は堀尾葉介の秘密を描くこと」です。


と言っても、不定期掲載だったので、第三章からもかなり行き当たりばったりでした。次の依頼が来てから、モチーフの映画と視点人物の職業を決めるという流れでした。ちゃんと終わらせることができるだろうか、とずっと不安でした。


連作短編なので本来なら「第一話」「第二話」…「最終話」となるはずですが、長編として読んでもらうために編集さんのアイデアで「第一章」「第二章」…「最終章」にしました。個人的に大成功だと思っています。

作品タイトル:【新刊インタビュー】

記事名:『雨の中の涙のように』刊行記念 遠田潤子 インタビュー

作者名:小説宝石  hosekikobunsha

|その他|連載中|1話|5,616文字

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