2020年に『流浪の月』で本屋大賞を受賞した凪良ゆうさん。美しく叙情的な文章と静謐な筆致を用いて、一言では言い表すことが難しい人間関係の機微、ままならない切実な感情を切りとり、多くの読者の心をつかんできた彼女が本作で選んだテーマは、ズバリ、真向からの「恋愛」だ。そしてそこには常に「普通とは何か」「正しさとは何か」という、普段から私たちの人生を縛り付ける問いが内包されている。「恋愛」を越えて「自分の人生を生きていくことへの困難と覚悟」を描き切った傑作。間違いなく10年後でもこの読後感は忘れないだろう。

作品タイトル:本屋大賞ノミネート作品発表! 注目作が目白押し!

記事名:本屋大賞ノミネート作品発表! 注目作品が目白押し!

作者名:tree編集部  treeedi

|その他|連載中|1話|1,907文字

凪良ゆう, 呉勝浩, 夕木春央

今年で第20回目の節目となる本屋大賞。全国471の書店、615人の書店員さんの投票の結果、上位10作が「2023年本屋大賞」ノミネート作品として発表されました!
文芸ニュースサイトtreeでは、ノミネートされた10作品の中から、ミステリーランキングを席巻した話題作や大注目の恋愛小説まで3作品をピックアップし、ご紹介します!