『杜ノ国の神隠し』(講談社文庫)……父母を亡くした二十歳の大学生・真織は、ふしぎな光に誘われ、春夏秋冬の豊かな森にのびた真っ白な道を通りぬける。真っ赤な炎と袴姿の少年。神社の境内のような場所で“何か”が行われている。「誰かいるのか?」と呼ぶ声が――。いま、壮大な物語の幕が上がる。古代和風ファンタジー、登場!〈文庫書下ろし〉