目線というのがありますね。短編はいま見ているものをそのまま、まとめて書かなければいけない、という思いがある。長編になると、単一視点であっても目をそらしたり、目をつむったり、知らなかったりということがいっぱい出てくる、そういうので構造が重層的になりますね。

長編は原則的には起、承、転、結の全部書かなくてはいけない。短編は承、結だけでもよかったり、起、結だけでもよかったりする。そのへんが、技術的にはちがいがありますね。

作品タイトル:【新刊インタビュー】

記事名:『石礫 機捜235』刊行記念 今野敏インタビュー

作者名:小説宝石  hosekikobunsha

|その他|連載中|6話|33,689文字

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