この結末がハッピーエンドなのかそうではないのか、読む人によっても違うかもしれません。後者なら、そのタイトルは反語的ですよね。それでももう一度ひっくり返して、そう言い切ってもいいのではないかと思ったんです。一つ伝えたいメッセージとして、人は変わるものだというのがあります。〈わたし〉の妻はとてもきつい性格として描かれていますが、長期の障がいを抱えていれば、そうなるだけの特別な理由があったというよりは、そうなっていくギリギリの生もあるのだと。誰もが経験や環境や境遇で変わるし成長していくのが自然だと思います。振り返って、これほど「書ききった」という手応えがあった小説はありません。早い段階から「これを自分の集大成にしますから」と宣言していた通り、まさにこの先、何を書けばいいのか途方に暮れています(笑)。

作品タイトル:【新刊インタビュー】

記事名:『ワンダフル・ライフ』刊行記念  丸山正樹 インタビュー

作者名:小説宝石  hosekikobunsha

|その他|連載中|3話|13,681文字

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