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『灯台守の話』だと、灯台にはいつでも主人公や「世界そのもの」を見守るピューという存在がいて、二百年も前の話を、その時生きていたように話す。そういう超越する感じが、ウルフに似てると感じました。最近、僕も雑誌「灯台より」(注:本屋lighthouseが制作・発行しているZINE)を作っているので、かっこいいエピグラフみたいなものを集めてるんです。それで改めて『灯台守の話』を読んだら、使えそうな言葉がいっぱい出てきて。「灯台より」はウルフの『灯台へ』をもじったタイトルなので、この雑誌をきっかけにウルフを読んでくれる人がいたらうれしいですね。雑誌の中身はウルフ関係ないですけど、「あ、ウルフから取ってきたな」って気づいてニヤッとしてほしい。「確かに使いたくなるよな、かっこいいし」って(笑)。