日本最強のお宝コンテンツ!「忠臣蔵」の名著ベスト9
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書評家・末國善己が選ぶ「忠臣蔵」の名著
数多の文学賞を受賞してきた手練れの作家7人が、「忠臣蔵」を描いた競作短篇集『決戦!忠臣蔵』(講談社文庫)が発売された。三百有余年、日本人が愛し続けた「忠臣蔵」は、これまでにも多く作家たちが手掛け磨き上げられてきた、いわば日本最強のお宝コンテンツ。ここでは、書評家・末國善己が選んだ年末年始に愛でたい「忠臣蔵」の名著を一挙紹介!『忍法忠臣蔵』山田風太郎忍法帖(2)
山田風太郎(講談社文庫)
『四十七人の刺客』(上・下)
池宮彰一郎(角川文庫)
『謎手本忠臣蔵』(上・中・下)
加藤廣(新潮文庫)
『四十八人目の忠臣』
諸田玲子(集英社文庫)
『はだれ雪』(上・下)
葉室麟(角川文庫)
『赤穂浪士』(上・下)
大佛次郎(新潮文庫)
『裏表忠臣蔵』
小林信彦(文春文庫)
『イヌの仇討ち』
井上ひさし(文春文庫)
『峠の群像』(全4巻)
堺屋太一(文春文庫)
末國善己(すえくに・よしみ)
1968(昭和43)年、広島県生れ。明治大学卒。時代小説、探偵小説を中心に文芸評論を執筆。おもな著書に『時代小説で読む日本史』『夜の日本史』など。『岡本綺堂探偵小説全集』『小説集 竹中半兵衛』『決戦! 大坂の陣』をはじめ、全集やアンソロジーの編著も手がける。『決戦! 忠臣蔵』
葉室麟、朝井まかて、夢枕獏、長浦京、梶よう子、諸田玲子、山本一力/著(講談社文庫)
三百有余年、日本人が愛し涙を流し続けた続けた歴史物語『忠臣蔵』。多くの文学賞を受賞している歴史小説界の至宝とも言うべき作家たちが、日本最大の歴史サーガに挑む。傑作アンソロジーが待望の文庫化。