人気声優・佐藤拓也さんが1人3役!? 衝撃の収録現場に行ってきました!

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大人気の飯テロ小説「神楽坂つきみ茶屋」シリーズ。

最新2巻が5月14日に発売されるということで、PVの制作が決定しました。

主要人物3人を1人で演じ分けてくださるのは、人気声優の佐藤拓也さん。

その収録現場にお邪魔しました!

1月に第1巻が発売された「神楽坂つきみ茶屋」シリーズ。

絶賛の声が続々届いた本シリーズの、待望の第2巻が5月に発売されるということで、PV制作が決定しました。


PVに登場するのは、主人公の月見剣士、幼馴染の風間翔太、そして、ひょんなことから翔太に憑依する江戸時代の料理人の魂・玄。

この3役を演じ分けるという無理難題に応えてくださったのが、佐藤拓也さん。

多数のアニメのキャラクターや、洋画・海外ドラマの吹き替えを担当する超人気声優です。

実は、斎藤さんと佐藤さんには、以前からある繋がりがあったそう。

「『ビストロ三軒亭』シリーズも、佐藤さんが朗読してくださったんです。その時も5役を演じ分けてくださいました」

著作に次々とPVが制作されていき、様々な声優の方々と組まれてきた斎藤さんですが、「今回、『神楽坂つきみ茶屋』シリーズの朗読をどなたにしていただきたいか考えた時に、真っ先に佐藤さんが思い浮かびました。引き受けていただけて感激です」と嬉しそうに話していました。


収録が行われるということで、著者の斎藤千輪さんと都内のスタジオへ。

ご挨拶にうかがった佐藤さんは、にこやかで華やかな明るさのある声をされていました。

しかし、いざ収録に入ると雰囲気が一変。


『うーん、割烹は継ぎたくないんだよね……』引っ込み思案な剣士。

『この俺と店をやろう!』そんな剣士を引っ張ってくれる頼もしい翔太。

『翔太だと? 俺の名は玄!玄米の玄さ!』突然現れた、破天荒な江戸時代の料理人・玄。


全く性格の違う3人を、声の高さや張りの強弱を巧みに操って演じ分けられていたのです。

まるで、今まで文字でしか見ることのできなかった3人が、そこに存在しているかのようでした。

テスト収録の段階から目を瞠って感動されていた斎藤さん。

ですが、「この『鮪の脂身なんざ食ったら死ぬぜ』ですけど、『鮪の脂身なんざ生で食ったら死ぬぜ』のほうが、耳で聞いた時にわかりやすくていいと思うんです」と、その場で台本に修正を加えて磨き上げていきます。

「玄さんはもう少し早口のイメージなんです」と斎藤さんからお願いすることもあれば、「『この俺と店をやろう』をもう少し強引に言ってみます」と佐藤さんご自身からリテイクを重ねることも。

無事収録は終了し、ここからイラストなどを当てていくことになります。


「3役ですからね。翔太なんだけど玄みたいな、不思議な組み合わせだったんですが、楽しくやらせていただきました」収録を終えた佐藤さんは、笑顔で話していました。

「素晴らしいPVになりそうで、とても楽しみです!」と斎藤さん。


そのすばらしさは、ぜひご自身の目と耳で確かめてください!

予告編動画と本編は絶賛公開中です。


斎藤千輪(さいとう・ちわ)

東京都町田市出身。映像制作会社を経て、現在放送作家・ライター。2016年に「窓がない部屋のミス・マーシュ」で第2回角川文庫キャラクター小説大賞・優秀賞を受賞してデビュー。主な著書は「ビストロ三軒亭」シリーズ、「神楽坂つきみ茶屋」シリーズ、『だから僕は君をさらう』『グルメ警部の美食捜査』など。

佐藤拓也(さとう・たくや)

宮城県出身。映画・海外ドラマの吹替や、アニメで活躍。

リッチ・マクドナルド(『アザーズ-捕食者』)、アーロン・ジョンソン(『キック・アス』)、イ・スンギ(『キング~Two Hearts』)ほかを担当。アニメ『カードファイト!ヴァンガード』櫂トシキ役、アニメ『憂国のモリアーティ』アルバート・ジェームズ・モリアーティ役や、ゲーム『アイドリッシュセブン』十龍之介役など、アニメ、ゲーム出演も多数。

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