武内涼(たけうち・りょう)

1978年群馬県生れ。早稲田大学第一文学部卒業。映画、テレビ番組の制作に携わった後、第17回日本ホラー小説大賞の最終候補作となった原稿を改稿した『忍びの森』で2011年にデビュー。'15年「妖草師」シリーズが徳間文庫大賞を受賞。'22年『阿修羅草紙』で第24回大藪春彦賞を受賞。主な著書に『秀吉を討て』『駒姫―三条河原異聞―』『敗れども負けず』『東遊記』『暗殺者、野風』『阿修羅草紙』『源氏の白旗 落人たちの戦』「源平妖乱」シリーズなど多数。

「謀聖 尼子経久伝」シリーズの著者、武内涼氏が経久の故郷、安来市を訪問。最強の山城と言われる月山富田城をはじめ、日本一と言われる庭園や温泉、グルメを堪能!

城はいい。城は大きい。城は残酷だ。
男は城主に憧れる。そして、懸命に虎口に取り付いたものの無惨に殺される。名もなき雑兵として。
それでいい。だからこそ、男は古城に登る。