マンガでかじるこの1冊/一穂ミチさん『スモールワールズ』
文字数 519文字

2022年本屋大賞第3位、第43回吉川英治文学新人賞受賞の一穂ミチさん『スモールワールズ』が文庫化です!
宝物のようなこの1冊を、ブックソムリエ猫のスピンと、飼い主シオリがあーだこーだとご紹介!
マンガでかじるこの一冊『スモールワールズ』/一穂ミチ
マンガ/藤沢チヒロ(@uwabamic)


『スモールワールズ』/一穂ミチ
夫婦、親子、姉弟、先輩と後輩、知り合うはずのなかった他人ーー書下ろし掌編を加えた、七つの「小さな世界」。生きてゆくなかで抱える小さな喜び、もどかしさ、苛立ち、諦めや希望を丹念に掬い集めて紡がれた物語が、読む者の心の揺らぎにも静かに寄り添ってゆく。吉川英治文学新人賞受賞、珠玉の短編集。文庫版では6編に加え、書下ろし掌編の「スモールスパークス」を収録!
2007年『雪よ林檎の香のごとく』でデビュー。『イエスかノーか半分か』などの人気シリーズを手がける。『スモールワールズ』(本書)で第43回吉川英治文学新人賞を受賞し、2022年本屋大賞第3位となる。『光のとこにいてね』が第168回直木賞候補、2023年本屋大賞にノミネート。『パラソルでパラシュート』『うたかたモザイク』『砂嵐に星屑』など著作多数。