光文社刊
文字数 1,286文字
■勘定吟味役異聞シリーズ
命かけるは戦場にあらず、算勘の場と知れ。剣の達人が幕府を蝕む「闇」を斬る!
旗本の四男だった水城聡四郎は、兄の急逝で家督を継ぐ。すると、六代将軍・徳川家宣の「懐刀」新井白石から、勘定吟味役に新たに任じられた。剣に自信はあれど算勘には通じていない聡四郎が、幕府に巣食う利権の「闇」に、一放流の豪剣で挑む!
①破斬
②熾火
③秋霜の撃
④相剋の渦
⑤地の業火
⑥暁光の断
⑦遺恨の譜
⑧流転の果て
■御広敷用人 大奥記録シリーズ
八代将軍となった吉宗の命を受けて、「大奥の闇」に水城聡四郎が挑む!
勘定吟味役として活躍した旗本の水城聡四郎を、新たに八代将軍となった徳川吉宗は御広敷用人に登用した。吉宗付きとなった聡四郎は大奥を吉宗のために管理する役目を命じられることに。大奥の「主」たちの総反発に聡四郎の苦悩が始まった――。
①女の陥穽
②化粧の裏
③小袖の陰
④鏡の欠片
⑤血の扇
⑥茶会の乱
⑦操の護り
⑧柳眉の角
⑨典雅の闇
⑩情愛の奸
⑪呪詛の文
⑫覚悟の紅
■聡四郎巡検譚シリーズ
水城聡四郎に将軍吉宗から新たな命。「道中奉行副役」として全国を巡検せよ!
あの水城聡四郎が帰ってきた。これまで金、女と、権力の源泉となる巣窟を裏から見てきた聡四郎に将軍・徳川吉宗から新たに下った命は「世間を見てこい」というものだった。東海道を行く聡四郎の前に、未知の闇が立ちふさがる――。
①旅発
②検断
③動揺
④抗争
⑤急報
⑥総力
■惣目付臨検仕るシリーズ
吉宗の命で聡四郎、再び江戸城に戻る。改革を阻む「城中の澱」を監察せよ!
道中奉行副役として江戸を離れていた水城聡四郎は、吉宗の命で江戸城へ戻され「惣目付」の役を命じられる。吉宗の改革の総仕上げとして、城中のすべて、老中までも監察するという権を持った聡四郎と「江戸城の鵺たち」との闘いが幕を開けた。
①抵抗
②術策
③開戦
④内憂
⑤霹靂 ※200冊目の作品
■目付 鷹垣隼人正 裏録
徳川綱吉の命で目付役となった鷹垣暁。家康が遺した「幕府の秘事」に迫る!
五代将軍・徳川綱吉の推挙により、目付役となった鷹垣隼人正暁。書院番の斬首処分に疑念を持った鷹垣暁が背後を調べ始めると、神君家康の「遺品」の存在が浮かび上がってきた。はたして、遺品は本当にあるのか――。徳川幕府の根幹に関わる壮大な歴史ドラマに、あえて文庫書下ろしシリーズで挑んだ超傑作。
①神君の遺品
②錯綜の系譜
■鳳雛の夢〈独の章・眼の章・竜の章〉
――吾の夢に、そなたは要る。伊達政宗、激動の生涯を描いた感動巨編。
悲願の奥州制覇に挑んだ戦国大名・伊達政宗。悲劇の初陣から人取り橋の戦い、摺上原の合戦、小田原参陣、関ヶ原の戦い、大坂冬の陣・夏の陣、と乱れ行く戦国を寵臣・片倉小十郎との熱き絆で生き切った猛将・伊達政宗の生涯を描く感動巨編。
鳳雛の夢 上
鳳雛の夢 中
鳳雛の夢 下
■幻影の天守閣
天守閣が炎上したあとも残る天守台。そこに隠されていた「衝撃の秘密」とは!
■夢幻の天守閣
将軍家綱の側室を守った幻の剣の達人の前に再び将軍継嗣問題が浮上する!
■本懐
赤穂浪士、戦国大名、天下人など武士の最期の本心を上田秀人流に抉った傑作!