東川篤哉、長岡弘樹、宮内悠介ら人気作家集合。秋の夜長に『Jミステリー』第4弾!

文字数 947文字

「〇〇の秋」といえば何を思い浮かべますか? treeを訪れる皆さんはやはり読書でしょうか。他にも食欲、芸術、スポーツなどと枚挙に暇がありません。
 ぜひそこにもうひとつ付け加えてほしい秋の代名詞があります。
 そう、『Jミステリー』の秋です。
 全編書下ろし新作が揃ったアンソロジーもおかげさまで第4弾の刊行に至りました。
『Jミステリー2023 FALL』です!
 気になる作家の皆さんと作品について紹介させてください。
 トップバッターは東川篤哉さん。ユーモラスな筆致やキャラクターたちとは裏腹にミステリーはど本格なのが魅力。舞台はあの“いかがわしい”街。夜の繁華街で胡乱な事件が起こります。
 第75回日本推理作家協会賞短編部門を受賞されたのも記憶に新しい逸木裕さん。多彩なモチーフを果敢にミステリーに仕立てる著者が今回扱うのは高校野球。スカウトマンが注目していた生徒の心変わりの理由とは?
 短編の名手として、また、警察小説の旗手としてもシーンを牽引する長岡弘樹さん。小学校のあるクラスで飼育していたリスが死んだ。その日を境にいじめっ子の少年が体調を崩し始めて……。
『Jミステリー』二度目の参加となる似鳥鶏さん。クセありの名探偵が事件を解決するものの、その回答を解き明かさねばならないというユニークな設定のミステリー!
 同じく再びの参加は社会派の物語に定評がある太田愛さん。ある邸宅の解体作業中に井戸から五十数年前のものと見られる白骨死体が発見された。あなたは一体誰? セピアがかった昭和の光景がそこはとないノスタルジーを感じさせる味わい深い一編です。
 そして、トリを飾るのは縦横無尽に小説の世界を拡げる宮内悠介さん。90年代に一世を風靡したバンドが解散に至った。その思いがけない理由とは?
 アンソロジーはお気に入りの作家の方の作品と共に、初めて出会う方の作品も楽しみのひとつ。ミステリーがいっそう好きになる特別な一冊。秋の夜長に一編ずつご堪能ください!
(担当編集・S)


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