東野圭吾、太田愛、新川帆立らによる超豪華共演! 『Jミステリー』第2弾刊行!

文字数 1,254文字

フジロックフェスティバルが好きで何度か足を運んでいます。忘れられないのは2018年。レジェンドのボブ・ディランと大ブレイク直前のKing Gnuのライブを同日に観るという贅沢な経験ができました。
音楽フェスは思いも寄らぬ出会いの場。忘れられぬ光景がその人を形作る一部になったりもします。
それはまた小説のアンソロジーにも通じるものではないでしょうか。

ミステリーを愛する皆さんのみならず、多くの本読みの皆さんからご支持をいただいた『Jミステリー2022 SPRING』。
絶賛冷めやらぬ中、第2弾『Jミステリー2022 FALL』の刊行です。
今回の執筆陣は東野圭吾、太田愛、大山誠一郎、斜線堂有紀、新川帆立、似鳥鶏。
ベストセラー作家から気鋭の若手まで多彩な顔ぶれが揃いました。
さらに前巻のコンセプトはそのまま全編新作書下ろし!
新鮮な作品を、文庫という手軽な形で、最速で楽しめる贅沢なアンソロジーです。

収録作品について少しだけご紹介します。
まずは『沈黙のパレード』劇場版も絶好調の東野圭吾さん「マボロシの女」。
ジャズ・ミュージシャンが交通事故で死んだ。彼が交際していた女性には表にできない秘密があって……。本作にも「あの人」が登場しますよ!
続きまして、デビュー時から破竹の勢いで作品を発表する新川帆立さんの「詐欺師だョ! 全員集合」。詐欺の受け子で老婆の家に赴いた青年。しかし、そこに集うのは詐欺師ばかりだった!?
日本推理作家協会賞を受賞したばかりの大山誠一郎さん「二の奇劇」。運行中に緊急停止した二台のロープウェイ。それぞれのゴンドラで同じタイミングで死体が発見された。不可解な状況に、「彼」の特殊能力が発動!
無数のトリックや奇想で楽しませてくれる似鳥鶏さん「The Syncopated Clock 愉快な時計」。誰もいないサークル棟の部室に何者かが忍び込んだ。室内に響くのはキャラクターを象った時計が発する音だけで……。
ジャンルを超えて注目作連発の斜線堂有紀さんによる「作為改変のコンティニュイティ」。新作作品を完成させたばかりの映画サークル。ところが、サークルの承認書が消失し、存在自体が危ぶまれる状況になってしまう!
小説のみならず脚本家としても絶大な支持を誇る太田愛さん「鯉」。「私」の叔母が逝去した。故郷に戻り、遺品整理を行う最中、不意に蘇る記憶の断片。あの光景の水面下に潜むものとは。

気になる皆さん、ぜひ書店さんでお手に取っていただけましたら幸いです。
目印はブックデザイナー・佐藤亜沙美さんの手による目が眩みそうなほどにラメがきらめく表紙!
あなただけのとっておきの出会いがありますように……。そう切に願いながら『Jミステリー』をお届けします。
(担当編集・S)

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