第6回『花芯』 瀬戸内寂聴・著
文字数 351文字
名作小説のキャラクターを、少女漫画家視点で語ります!
第6回は、瀬戸内寂聴さんの『花芯』です。
親の決めた許婚(いいなずけ)と結婚した園子は、ある日突然、恋を知ります。
相手は、夫の上司。そして……。
平凡な若妻が男性遍歴を重ねていく姿を赤裸々に描き、発表当初「子宮作家」のレッテルを貼られ、文壇的沈黙を余儀なくされた作品です。
この作品が発表されたのは1957年。
今からなんと65年前。
昭和の時代、スキャンダラスに語られた『花芯』ですが、時を経て、令和の今読むと──?
果たしてスキャンダラスなのか、それとも──。
漫画/みづき水脈