『京都船岡山アストロロジー3 恋のハウスと檸檬色の憂鬱』刊行!
文字数 855文字
刊行によせて、望月さんからコメントが届きました!
『京都船岡山アストロロジー3 恋のハウスと檸檬色の憂鬱』刊行によせて/望月麻衣
京都を舞台にした仕事と占星術が絡んだ作品、京都船岡山アストロロジーもおかげさまで3巻です。ありがとうございます。
本作の大きなテーマのひとつである西洋占星術。
占星術といえば、まず頭に浮かぶのは、『ホロスコープ』ではないでしょうか?
12等分されたあの部屋のひとつひとつには意味がありまして、ざっくりお伝えすると、1ハウスは『自分自身』、2ハウスは『お金・所有』、3ハウスは『知識・コミュニケーション』、4ハウスは『家・居場所』、5ハウスは『恋愛・娯楽・趣味』等を暗示する部屋と言われています。ついつい『お金』等に目が行ってしまいますが、自分の人生を豊かにするのは、5ハウス。3巻はそんな5ハウスについて掘り下げたお話になっております。読んでくださった方が、少しでも自分の5ハウスについて知っていただけたら嬉しいです。
PROFILE
望月 麻衣(モチヅキ マイ)北海道生まれ。2013年にエブリスタ主催第2回電子書籍大賞受賞し、作家デビュー。京都を舞台にした「わが家は祇園の拝み屋さん」シリーズ、「京都寺町三条のホームズ」シリーズなどで多くの読者の支持を得ている。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞する。近著に『満月珈琲店の星詠み~本当の願いごと~』などがある。京都府在住。
同級生に告白された神宮司桜子は、初デートの後、何か違う気がして、オンライン恋愛相談に覆面参加する。「5ハウス」の星座から恋の悩みを紐解く──。桜子は自分の求める「スマートな恋愛」と現実のギャップを感じる。同じ頃、高屋の元カノが船岡山珈琲店を取材で訪れ、桜子は複雑な思いを噛みしめる。