無色騎士の英雄譚

文字数 1,382文字

『無色騎士の英雄譚 1』
著:浦賀 やまみち
イラスト:ヤマウチ シズ

 これは、とある英雄の物語である。
 現世で暴漢に襲われ、理不尽な事故で命を落とした三十代半ば・彼女なしのニート男。
 彼は輪廻転生により、剣と魔法、そしてさまざまなモンスターが存在する異世界で第二の人生を始めることになる。
 「今度こそまともに人生を歩んでみせる」
 そう心に刻んだ彼は、ニートという名で日々を平穏に過ごしてきた。
 やがて、幼馴染の少女・コゼットとの結婚をむかえるまでに――という幸せの絶頂で、予想だにしない事件が起き、それによる罪に問われ、彼は人生のどん底に落ちることになる。
 彼が引き起こした罪は重く、戦奴にまで身を落とすが、ニートは狩猟で鍛えた弓や武器のスキルを用い、死線を超えていく。
 愛する人と離ればなれになりながらも、艱難辛苦を乗り越え、大胆に、そして痛快ともいえる勢いで世を成り上がるニート。
 彼は大きなサクセスより、小さな素朴な幸せを愛する純真な男だが、「本当の願い」ははたしてかなうのかーー。

定価 本体 1200 円+税
発売日 2018年11月07日
ISBN 9784065135891



『無色騎士の英雄譚 2』
著:浦賀 やまみち
イラスト:ヤマウチ シズ

 輪廻転生により、剣と魔法の存在する異世界で第二の人生を始めることになったニート。幼馴染の少女コゼットと将来を約束しあい幸せの絶頂にいたニートだが、予想だにしない不幸が重なり戦奴にまで身を落としてしまう。
 彼は激しい初陣にて「紅蓮の槍」と称される強力な敵将と戦うが、奇跡的に一命をとりとめた。だがニートの命を救ったのは運などではなく、日頃から行っていた武芸の鍛錬によるものだった。
 紅蓮の槍こと武将・バルバロスは、ニートに確かな武の力が備わっていること、そして不思議な魅力を見出し自分に仕えさせる。しかしバルバロスは、ニートが想像していた以上の名家の大物だった。気軽に「おっさん」と呼んでいた人物が大国・アルビオンの侯爵であることを知るニート。彼は客人として扱われるどころか、想像もしなかった好待遇で迎えられることになる。
 これは……もしかしなくても、出世街道の始まりか!?

定価 本体 1200 円+税
発売日 2019年04月07日
ISBN 9784065145470


『無色騎士の英雄譚 3』
著:浦賀 やまみち
イラスト:ヤマウチ シズ


 ニート率いる部隊の活躍により、インランド王国北方の国境で行われたロンブーツ教国軍との争いは終結した。戦争の論功で第三王子から勲功第一と讃えられたニートは、莫大な報奨金と共にトーリノ関門防衛司令官代理という新たな役職に就くことになる。報奨金に目がくらんでうっかり潤無を受諾してしまったニートは、納得のいかない部分を持ちながらもトリーノの街に赴任する。「防衛司令官代理」とはいうものの、実際にはトリーノ関門の事実上の責任者で、関門に逗留する1万人もの兵隊を直轄するだけでなく、商業区の管理なども行う、統治者としての抜擢だったのだ。嫌な予感が的中し、多忙な任務に追われることとなったニート。しかし、遠く離れたかの地で自分の帰りを待っているコゼットと幸せな未来を築くために、ニートは管理職としての職に励むのだが……。


定価 本体 1200 円+税
発売日 2020年09月07日
(電子書籍のみ)

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