おすすめ推理小説20選! #ミステリ #入門にも

文字数 2,645文字

プロの編集者たちで運営する「tree」編集部が、傑作ミステリーを20本厳選。

今回はミステリーの中でも人気の4つのジャンルに分けてご紹介します。

「これからミステリーを読んでいきたい!」というミステリー入門希望者にもおすすめの名作を揃えました!

「館もの」

ある屋敷を舞台にして巻き起こる殺人事件を描いたジャンルです。館自体に大きな謎があったり、奇妙な人間関係がその中に秘められていたり……ミステリーの中でも熱烈なファンが多いジャンルです。

『十角館の殺人』(綾辻行人)

「新本格ミステリ」を象徴するような名作。作り込まれたパズルが、たった一言で完成してしまうという稀有な体験ができる本です。2019年には漫画版の連載もスタートし、いまだ愛され続けています。

『斜め屋敷の犯罪』(島田荘司)

ミステリー界の巨匠・島田荘司による「館もの」。その名の通り「斜め」に造られた豪邸で起こる恐るべき殺人事件。全てが明かされたとき、アッと驚くこと間違いなしです。

『『クロック城』殺人事件』(北山猛邦)

巨大な3つの時計が特徴的な「クロック城」で起こる事件を描いた作品。終盤で明かされる真相に「なるほど!」と声が出ます。ここから始まる『城』の名を冠するシリーズは現在4作出ており、多くのファンに続編を期待されています。追いつくなら今!

『螢』(麻耶雄嵩)

新本格ミステリーの異端児・麻耶雄嵩による長編。本当にすごくて、でもそれをここで説明することはできません。語彙力がなくなるくらいすごいので、未読の方はぜひ最低「3回」は読んでみてください。ある企みに気づいたとき、思わず絶叫してしまうはず。

『グリーン家殺人事件』(ヴァン・ダイン)

その名を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。20世紀初頭から現代まで長く愛され続ける「古典本格ミステリ」の巨匠、その代表作は館もののミステリなのです。

「イヤミス」

人間の負の感情をテーマとするミステリーです。もちろん「嫌」なだけでなく、エンターテイメントとしても高い内容を併せ持っています。ドロドロとした感情を読むことで、逆にスカッとした気持ちになれるかも!

『スイート・マイホーム』神津凛子

夢の新居を舞台に、ノンストップで進行するおぞましい怪事件! 第13回小説現代長編新人賞受賞作。

『告白』湊かなえ

イヤミスの女王とも称される人気作家・湊かなえのデビュー作。人間の持つ暗黒面を克明に切り取り、物語に昇華した、文句なしの大傑作です。

『ボトルネック』米澤穂信

イヤミスであり、SF小説であり、姉弟の関係を丹念に描いた青春小説でもある。読み終えたあなたの心に浮かぶのはどんな言葉でしょうか。

『ぼぎわんが、来る』澤村伊智

たまらない疾走感! ほとばしる絶望感!様々なジャンルを横断する作者・澤村伊智の技巧が光るホラー×ミステリーです。第23回日本ホラー小説大賞受賞作。

『グロテスク』桐野夏生

果てしなく積み重なる悪意。人間が心に飼う「悪魔」を覗きこみたい、好奇心が強い方におすすめです。

「日常の謎」

学生のキャラクターが登場することが多く、青春ものと相性の良いジャンルです。探偵役と助手役のキャラクターの魅力的な掛け合いにファンがつくことも多く、シリーズ化されるものも!

『本と鍵の季節』米澤穂信

幅広い層から支持される人気小説家・米澤穂信による、日常の謎と男子中学生の友情を描いた傑作連作長編です!

『探偵は教室にいない』(川澄浩平)

ささやかで、かけがえのない、等身大の日常を切り取った優しいミステリー連作短編集です。第28回鮎川哲也賞受賞作。

『ななつのこ』(加納朋子)

謎は手紙で届き、真相も手紙で返ってくる。加納朋子のデビュー作にして、あまりに完成度が高すぎる往復書簡を主題にしたミステリーです。意外性があり、そして少しビター。おすすめです!

『空飛ぶ馬』(北村薫)

人気「円紫さん」シリーズの第1作目。見事な謎の提示と鮮やかな解決に思わずうっとり……! とにかく端正な文章といきいきとしたキャラクターに引き込まれること間違いなしです。

『午前零時のサンドリヨン』(相沢沙呼)

放課後は、少年少女の「謎解き」の時間……!?「マジック」と「日常の謎」をテーマにした作品。 『Medium 霊媒担当 城塚翡翠』で2019年のミステリ業界を席巻した今一番勢いのある小説家・相沢沙呼のデビュー作。

「異能の名探偵」

ヒーローか、あるいは悪魔か。ミステリー小説に欠かせないのが名探偵という役柄。天才的なひらめきで狡知な犯罪者の悪行を解き明かす。今回は特に人気のある名探偵をご紹介します。

『五匹の子豚』(アガサ・クリスティ)

「私の灰色の小さな脳細胞」という言い回しが有名な名探偵エルキュール・ポワロが登場する名作。彼のたった一つの質問で浮かび上がる20年前の事件の真相とは。

『メルカトルかく語りき』(麻耶雄嵩)

世にも珍しい悪徳「銘」探偵・メルカトル鮎の物語。論理を突き詰めた結果、意外すぎる真相が次々と明らかに。そんなのアリ!?と叫びたくなる。でも癖になる、そんな探偵です。

『Yの悲劇』(エラリー・クイーン)

元舞台俳優の名探偵、ドルリー・レーンの長編です。変人揃いのハッター家で巻き起こる凄惨な連続殺人事件を描きます。衝撃の展開の連続に、思わず徹夜で読んでしまうこと間違いなし。ミステリ史に残る傑作です。

『犬神家の殺人』(横溝正史)

落ち着きがなくボサボサ頭で笑顔が魅力。テレビドラマでもお馴染みな国民的な名探偵の名は金田一耕助。華麗なる一族「犬神家」で巻き起こるドロドロの遺産相続争いを巡る連続殺人を描いた長編です。白いマスクで親しまれるスケキヨも登場します。

『人形はなぜ殺される』(高木彬光)

金田一耕助と並び、天才探偵として長く愛されてきた男が高木彬光が生み出した神津恭介です。あふれんばかりの知性とカリスマを持った男が「人形の破壊と殺人」がリンクした怪事件に挑みます。アリバイ崩しが魅力の逸品です。

さて、20作品ご紹介させていただきました。

「この作品、まだ読んでいないな」というミステリ好きの方も、これからミステリーを読んでいきたい方も、紹介した作品をお手にとってみてくださいね!

ミステリーという人類が生み出した素晴らしい文化に幸多からんことを……。


(執筆:tree編集部)

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