小説家・お笑い芸人50人に聞きました! 大アンケート㊼

文字数 1,614文字

お互いに刺激と癒しを与え続ける「小説」「お笑い」の世界。

「あの小説家にネタを作って欲しい!」「この芸人に小説を書いて欲しい!」

それぞれの世界で活躍する50名に、好きな小説・お笑いについてなど、気になるテーマで大アンケートを実施!


「この作家、あの人のファンだったの?」「この芸人の愛読書ってそうなんだ!」

あなたの推し芸人、推し作家との距離が縮まること間違いなし!

さて、気になる回答は――?


※本アンケートは、小説現代2022年12月号にて実施されました。

【小説家編】(回答順)

回答者のお名前 

1. あなたの好きなお笑い番組・チャンネルベスト3は?

2. あなたの好きなお笑い芸人ベスト3は?

3. お笑いを好きになったきっかけは?

4. どんな時にお笑いに触れますか? 選び方も教えてください。

5. 自由記述欄

※記載のない項目は未回答のものです。

回答者:大木亜希子


1. コットンきょんの人間観察ちゃんねる、第2ラバーガールChannel【公式】、ジャルジャルタワー JARUJARU TOWER(※すべてYouTube)


2. コットンのきょんさん【好きな理由】「初めての接客で勝手にテンパる新人アパレル店員」とか、「絶対に優勝させてくれるダンスの先生」など、人間観察から生まれた独特のネタが面白すぎて、もはや彼のネタは優れた演劇を見ているようです。永遠に見ていられる……! 役柄が憑依しすぎていて、凄まじい。/バイきんぐの小峠英二さん【好きな理由】この夏、先輩作家さんに誘って頂いて初めてバイきんぐさんの単独ライブに伺いましたが、あまりにも面白すぎて一気にファンになりました! 唯一無二の存在だと思います。/インスタントジョンソンのじゃいさん【好きな理由】じゃいさんのお笑いって、本当にオリジナリティがあって素敵です。どのネタも、どこか狂気じみているのに、思わずクスッと笑ってしまう。一度でもインスタントジョンソンさんのコントを見ると、また見たくなる。中毒性が高い気がします。


3. 私の友人に、38歳からお笑い芸人を目指して養成所に入り、プロになった凄いキャリアの持ち主がいて(しかも、凄い美人!)。彼女は、実際に「○△□(まるさんかくしかく)」というトリオとしてデビューを果たした本條愛奈さんという方なのですが。数年前から本條さんに、色々な芸人さんの面白さを教えてもらっているうちに、少しずつ魅了されていきました。


4. 小説の締め切りで切羽詰まっていて、数日間、誰とも喋らずに自宅に籠もっている時にお笑いに触れたくなります!(笑)。泣けるドラマや映画を見てストレスを解消したりしてデトックスする方法も素晴らしいですが、私の場合、仕事で切羽詰まった時はコントを見てゲラゲラ笑ったり、芸人さんのシュールなSNS投稿を見たりしていると、執筆の緊張感が緩和されていく気がします。選び方としては、コットンのきょんさんや、スーパーサイズ・ミーの西本たけるさんのように、SNSで「日常生活のあるあるネタ」を投稿してくれる芸人さんを好んで見ます。


5. 講談社から発売中の小説『シナプス』、よろしくお願いします!

~小説を書いてみてほしいお笑い芸人は? どんなものを書いてほしい?~


麒麟・川島明さん

理由:すでに相方の田村裕さんの自叙伝『ホームレス中学生』がベストセラーとなりましたが、川島さんが書かれるシュールな「群像劇小説」も読んでみたいです。『#麒麟川島のタグ大喜利』でも抜群のセンスを発揮されていますし、その独特の言葉のセレクトや人物観察力を創作小説に注ぎ込んだら、どう考えても絶対に面白くなるはず……!!

大木亜希子

1989年千葉県生まれ。作家、女優。著書に『アイドル、やめました。AKB48のセカンドキャリア』、『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』、『シナプス』など。

「小説現代」2022年12月号、大好評発売中!

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