2023年10月号は、加藤シゲアキ最新作『なれのはて』大特集!

文字数 1,538文字

講談社がほこるエンタメ文芸雑誌「小説現代」。

最新号の見どころを一挙ご紹介します!

10月号は加藤シゲアキさん最新作『なれのはて』特集。全編公開のほか、巻頭グラビア&ロングインタビューでは作品にかける思いが明らかに。ライター・吉田大助さんによる秋田取材レポートも必見です。


第17回小説現代長編新人賞を受賞した朝霧咲さん『どうしようもなく辛かったよ』が抄録として掲載。受賞時高校3年生の著者が描き出す、瑞々しくも毒々しい青春の物語をぜひお楽しみください。


第69回江戸川乱歩賞を受賞した三上幸四郎さん初の短編「プロダクション・ベイビー」のほか、宮島未奈さん、坂崎かおるさんをはじめ「大新人時代」に輝く注目作家たちの短編が集まりました。そして「今月の才能箱」にはお笑い芸人・ぐんぴぃさんが登場。今月号も見どころ満載の一冊です。


お見逃しなく!


<特集>

加藤シゲアキ最新作『なれのはて』大特集


全編公開 加藤シゲアキ 『なれのはて』

ある事件がきっかけで報道局からイベント事業部へ異動したテレビ局員の守谷京斗は、指導役の吾妻李久美から、ある一枚の絵で展覧会を開きたいと企画の相談を受ける。「見る者を歪め、そして正す」という絵の作者は何者なのか。そこにはある一族の秘密が記憶されていた――。


巻頭グラビア&ロングインタビュー

「使命」から「覚悟」へ 聞き手・石戸 諭

三年ぶりの新作長編には、様々な想いと葛藤が込められていた。「書くきっかけ」から「テーマ」まで。すべてを語ってもらった。


『なれのはて』舞台 秋田・土崎空襲現地取材レポート 吉田大助


『なれのはて』書評

大森望/杉江松恋/吉田伸子

<大新人時代の注目作家が集合!>


抄録 第17回小説現代長編新人賞受賞作

朝霧 咲 どうしようもなく辛かったよ

最終学年を迎える直前、心の支えである顧問が転出してしまったバレー部。「特別になりたい」と願う若菜は、部をまとめようと必死になるが--。


第69回 江戸川乱歩賞受賞作家の初短編

三上幸四郎 プロダクション・ベイビー

ドラマ撮影中の現場で働く出産を控えたひとりの女性。赤ちゃんの命を、誰かが狙っているという噂が。「だからお前が守れ」。でも、ADのこの僕にいったい何ができるだろう?


宮島未奈 ガラケーレクイエム

明日香は久しぶりに帰った実家で、八年前に解約を忘れていたガラケーを発見する。そこには、なぜか二年前に同級生から送られた「渡したいものがある」というメールが届いていた。


高瀬乃一 嘘の鐘

願いと引き換えに鐘を撞いた者は、地獄に堕ちるという。そして撞いた者の子も。鐘を携え現れる”十三童子”が、人生を諦めかけた職人に施したこととは?


坂崎かおる イン・ザ・ヘブン

禁書運動家のママに学校をやめさせられたエリサと、筋肉マニアのカミラ。たった一つの「始祖サンド」が繋ぐ、脆くも強いシスターフッド。 


<シリーズ>

王谷 晶 あのコを知ってる?

しばらく来れないかも、と紗代子がおれの部屋から消えたのが三週間前。セフレとも言い切れない年増女の代わりに現れたのは、息子と称するオタク臭のする男。

<コラム>

宮田愛萌 ねてもさめても本のなか 

今月の才能箱 お笑い芸人 ぐんぴぃ 

〆切めし 小西マサテル

じんせいに諦めがつかない 森川 葵 

武田砂鉄 もう忘れてませんか?

<本>

書評現代

ミステリー 青戸しの 

青春・恋愛小説 三宅香帆 

時代小説 田口幹人

エッセイ・ノンフィクション 高橋ユキ 

読書中毒日記 宇賀なつみ 

今月の平台 

第18回小説現代長編新人賞 1次選考通過作品発表

第19回小説現代長編新人賞募集

第70回江戸川乱歩賞募集

執筆者紹介

小説現代10月号は、2023年9月22日(金)発売。

お近くの書店さん、または電子書店さんでお求めください。

登場人物紹介

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