芸術の秋特集&ゾンビ特集⁉ 小説現代は11月号も見逃せない!

文字数 2,137文字

講談社がほこる月刊エンタメ文芸雑誌「小説現代」。

最新号の見どころを一挙ご紹介します!

11月号は、「芸術の秋」特集。

水墨画に魅入られた主人公を横浜流星さんが好演する映画『線は、僕を描く』が21日に公開されます。ご自身で水墨画を描くシーンに挑んだ横浜流星さんに、熱い思いを語っていただきました原作者の砥上裕將さんによるスピンオフ作品「どら焼きと菊」も登場。

ほかには原田マハさんの『向日葵奇譚』原田さんご自身に自著カバーを解説いただいた「原田マハ美術館」と併読すると、味わいがさらに深まります。

2021年の小説現代長編新人賞・奨励賞受賞者である実石沙枝子さんの『きみが忘れた世界のおわり』が10月24日に発売されます。美大生が主人公のこの作品に合わせて、同一世界観で描かれた短篇をお届けします。


全編公開は伊東潤さんの『浪華燃ゆ』。智に長け、義に篤く、強い心の持ち主であった大塩平八郎が鮮やかな筆で活写されます。良として生きるか悪に墜ちるかーー人としての生き方を考えさせられる傑作、ぜひ秋の夜長にお愉しみください。


ほかにも話題作にまつわる面白記事など目白押し。

小説を読む・愉しむ・語るならば「小説現代」!

たっぷりお楽しみください。

<芸術の秋特集>

10月21日(金)映画公開!

『線は、僕を描く』

2020年本屋大賞第3位、ブランチBOOK大賞2019受賞など、デビュー作にして多くの読書人に愛された青春小説が待望の映画化!


主演 横浜流星インタビュー

水墨画も1年以上練習したほど、本作に情熱を傾けた横浜流星さん。映画と原作の魅力を余すところなく語っていただいた独占インタビュー!


砥上裕將 どら焼きと菊

『線は、僕を描く』後日談。親友の頼みを受け、商店街の空き店舗で水墨画を描くことになった霜介。花屋の永島さんに菊を描いてほしいと頼まれるのだが。


【特設】原田マハ美術館

元キュレーターにして、当代随一のアート小説の著者が、自著カバーの名画を紹介するスペシャル企画展!


原田マハ『向日葵奇譚 The Fall and Rise of a Sunflower』

狂気と悲劇の画家・ゴッホの人生を舞台化する。底なし沼のようなゴッホの世界に引きずりこまれていく脚本家と主役俳優。


小説現代長編新人賞 奨励賞受賞記念短編

実石沙枝子 花が咲くまで

美大を目指して浪人中の三千花は、適応指導教室でボランティアをしている。満足のいく絵が描けない三千花だったが、ある少女と出会うことで、自身を見つめ直していく。


芸術の秋 読むべき美術小説五選 小説はどのように色を描く? あわいゆき

超本読み大学生・あわいゆきさん。豊富な引き出しから厳選した、この秋必読の美術小説五作品をご紹介します。 


『京都四条 月岡サヨの板前茶屋』刊行記念/京都の食をめぐる粋トーク

こんな茶屋に通いたい。

柏井 壽×小山薫堂

京都在住の柏井壽氏と、放送作家にして「下鴨茶寮」主人の文化人・小山薫堂氏が本作と京都の食の魅力を語りつくす。


<全編公開>

伊東 潤 浪華燃ゆ

「国が乱れているのは、ひとえに為政者の道徳の問題にある」。幕末前夜の天保8年、大坂町奉行所の与力だった大塩平八郎が幕府に叛旗を翻した。


<要注目作品>

初登場 彩坂美月 思い出リバイバル

思い出の再評価(リバイバル)は、自分自身の再生(リバイバル)。11月刊行予定、切なさが胸を衝く感動のミステリーを一部先行公開!


思い出はあなたの主観次第だと教えてくれる 『思い出リバイバル』書評 三宅香帆

ひとにとっての“思い出”を巡る、忘れがたい連作集『思い出リバイバル』書評 宇田川拓也


吉森大祐 東京彰義伝 抄録

無血開城から上野戦争へ。江戸の庶民にとって、江戸はいつから東京になったのか? 正史にはない、秘められた恋をたどって描く、もう一つの明治維新。


『東京彰義伝』書評 末國善己


<ゾンビ特集>

①スペシャル・エッセイ

なぜ、ゾンビがホラー映画を席巻したのか? 貴志祐介


②深掘り鼎談

ウィズ・コロナになってゾンビがくれたもの 石川智健×岡本健×福田安佐子


③『ゾンビ3.0』書評 

『パラサイト・イヴ2.0』とも言える作品 瀬名秀明


日韓同時刊行の真相 世界的ヒット連発のKゾンビを『ゾンビ3.0』は超えられるか! 

鶴山文化社 BOOK HOLIC 編集部


⑤石川智健 ゾンビ3.0 抄録

世界中にゾンビが出現。予防感染研究所に閉じ込められた女性研究者は、原因を突き止められるのか。サバイバル・ミステリー・ホラー!


<シリーズ>

畠中 恵 最終回 鷹狩り

鷹狩場で鳥見役達四人が毒で亡くなった。近くの村では勢子達が倒れ、銃が暴発し、熊が暴れた。不穏な出来事が同時多発的に起こる今、甲賀忍者の力が問われる。


<エッセイ>

森川 葵 じんせいに諦めがつかない


<コラム>

〆切めし 真下みこと

武田砂鉄 もう忘れてませんか? 


<漫画>

益田ミリ ランチの時間

意思強ナツ子 るなしい


<本>

書評現代

ミステリー 若林 踏

青春・恋愛小説 吉田大助

時代小説 柳亭小痴楽

エッセイ・ノンフィクション 内藤麻里子

読書中毒日記 東山彰良 

今月の平台


小説現代11月号は、2022年10月21日(金)発売予定。

お近くの書店さん、または電子書店さんでお求めください。

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