2024年3月号は、豪華ゲスト勢ぞろいの伝統芸能特集&新人賞発表!

文字数 2,173文字

講談社がほこる月刊エンタメ文芸雑誌「小説現代」。

最新号の見どころを一挙ご紹介します!

今月号は、時代を越えて愛され続ける世界の「歴史」と「いま」を描く伝統芸能特集

歌舞伎、能、浄瑠璃、長唄に落語と、日本文化の魅力を再発見する一冊になっています。


表紙は大ヒット作『昭和元禄落語心中』をはじめ数々の作品を世に送り出している漫画家・雲田はるこさんによる書き下ろしイラスト!


豪華特別対談はなんと3本立て!

歌舞伎役者・松本幸四郎さん×直木賞作家・永井紗耶子さん「きらんと光る⁉ 江戸時代が生んだクリエイターの秘密に迫る」をはじめ、第一線で活躍する方々に舞台と文壇、それぞれから見た伝統芸能の魅力を語っていただきます。

尾上松也さん×今村翔吾さん「同世代対談 令和を背負う二人の龍馬がゆく」

鶴澤寛太郎さん×三浦しをんさん「知れば知るほど面白い! 日本が誇る人形浄瑠璃の世界」


伝統芸能にまつわる短編には坂井希久子さん、砂原浩太朗さん、永井紗耶子さん、特別寄稿には夢枕獏さん、初の小説執筆に挑んだ落語家・柳亭小痴楽さん(五十音順)と、圧巻の面々が勢ぞろい!

さらに、三浦しをんさんによる読み切り短編第3弾「はらから」も掲載されます。


そして一雫ライオンさんの最新作『流氷の果て』が全編公開! 

ミレニアムに沸く東京を襲った難事件を追う、エモーショナル・ミステリーです。


今月はついに、小説現代長編新人賞の受賞作が発表! 応募総数全1163作の中から選ばれたのはーー?


今月号も見逃せないものばかり。時代をいまに繋ぐ小説誌「小説」をお楽しみください!


<特集「再発見! 日本 こんなに面白い伝統芸能」>

コロナ禍も明け、再び盛り上がりを見せている日本の伝統芸能は、歴史小説をはじめ、色々な小説のルーツともなってきました。そんな伝統芸能の魅力を、様々な角度から掘り下げます。

豪華対談

松本幸四郎×永井紗耶子

「きらんと光る!? 江戸時代が生んだクリエイターの魅力に迫る」

永井紗耶子さんの直木賞受賞第一作『きらん風月』の主人公・栗杖亭鬼卵とはどんな人?

いま、歌舞伎の世界でもっとも鬼卵を知る松本幸四郎さんと、その魅力を語りつくします。


尾上松也×今村翔吾

「同世代対談 令和を背負う二人の竜馬がゆく」

歌舞伎と小説の世界で活躍する二人は、現在39歳の同級生。本業の傍らプロデュース業など人と人を結び付けて様々なことに挑戦を続ける二人に、40目前の「今」を熱く語っていただきました!

 

鶴澤寛太郎×三浦しをん

「知れば知るほど面白い! 日本が誇る人形浄瑠璃の世界」

太夫・三味線弾き・人形遣いの「三業」から構成される日本固有の伝統芸能・人形浄瑠璃。その味わい深き魅力について、親交の深いお二人に縦横無尽に語っていただきました。


伝統芸能の世界を描く短篇小説

坂井希久子 浅草名物 浅草観音裏小路(2)

浅草花柳界の今をペーソス豊かに伝える連作シリーズ。三十路を過ぎて芸者道に不安を感じる女性の胸の内とは?


砂原浩太朗 華の面

シテ方修行中の佐太郎は、同い年の藩主・正寧と能の稽古をすることになった。互いに切磋琢磨する中で、佐太郎は彼の背負うものの大きさを知る。


永井紗耶子 きらん一幕

直木賞受賞後第1作『きらん風月』のスピンオフ作品は大坂が舞台。北新地の小屋で、主人公の戯作者・鬼卵が作った芝居が始まろうとしていた。


永井紗耶子 インタビュー

東海道の文化人・栗杖亭鬼卵をなぜ描いたのか、松平定信との間に何があったのか。対照的な二人のやりとりに込めた思いを語った。


特別寄稿

夢枕獏  「夢枕獏版 怪談・牡丹灯籠」を振り返って

     古典はいつの時代でも最新の高出力エンジンである


柳亭小痴楽 初小説 粗忽一家

<全編公開>

『流氷の果て』一雫ライオン

本誌初登場!『二人の嘘』で日本中の心を震わせた著者待望の新作は、平成期の東京で起こった難事件を追跡するエモーショナル・ミステリー!


『流氷の果て』一挙掲載記念特別掲載記念寄稿 「端っこの意地」一雫ライオン

書評 内田剛

<読み切り>

三浦しをん はらから

田丸和は偏在しているーー。人間の存在意義を問う傑作短編。「青い空をゆく鳥は」「熱く甘く満たすもの」に続く、連作短篇シリーズ第3弾。


上村裕香 生きていけんの

「まともな大人になりや」売れっ子作家の叔父は、別れ際に言った。R-18文学賞出身の現役芸大生が本誌初登場! 夢を持たない高校生と不器用な大人の、切なくも愛おしいジュブナイルストーリー。



<特別企画>

柴田勝家 銃口は烟り

テレビアニメ「メタリックルージュ」絶賛放送中! SF作家・柴田勝家が描くスピンオフ連載第2弾。凸凹刑事コンビ・アッシュとノイドの波瀾に満ちた初捜査の行く末は⁉

<コラム>

宮田愛萌 ねてもさめても本のなか 

〆切めし 外山 薫

武田砂鉄 もう忘れてませんか? 



<漫画>

意志強ナツ子 るなしい



<本>

書評現代

ミステリー 青戸しの 

青春・恋愛小説 三宅香帆 

時代小説 田口幹人

エッセイ・ノンフィクション 高橋ユキ  

読書中毒日記 アユニ・D 

今月の平台 


第18回小説現代長編新人賞発表

第19回小説現代長編新人賞募集

第71回江戸川乱歩賞募集

執筆者紹介 

小説現代3月号は、2024年2月22日(木)発売予定

お近くの書店さん、または電子書店さんでお求めください。

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