特集「お笑い×小説」が起こす物語革命!【小説現代2022年12月号】

文字数 2,269文字

講談社がほこる月刊エンタメ文芸雑誌「小説現代」。

最新号の見どころを一挙ご紹介します!

今月号の小説現代は、「お笑いと小説」特集です。

今をときめくお笑い芸人さん6人の、個性全開の短篇小説、夢の競作! ここから新しいスター作家が登場するかも!?


劇団ひとりさんと、ゾフィー・上田さんの対談、伊坂幸太郎さんの特別寄稿、小説家とお笑い芸人、合計50人へのアンケートなど、エッジが効いた読み物企画もお楽しみください。


全編公開は、待望の、今野敏さんの警察小説の新シリーズです。大森署の新任キャリア署長、藍本は目を見張るような美貌の持ち主だった。大森署はどう変わってゆくのか……!?


そのほか、道尾秀介さんの「体験型小説」第2弾など、小説の最前線が詰まった「小説現代」、今月もお見逃しなく!! 

<特集「お笑い✖️小説」が起こす物語革命!>

今やお笑い芸人たちはエンタメの地図を大きく塗り変え、その勢力は小説の世界にも広がりつつある。今回は6人の気鋭の若手芸人による短編小説を中心に、その才能を余すことなく披露する!



書き下ろし短編

ニシダ(ラランド)

「アブノーマル」

自分の悩みも「笑い」「コンビ愛」のタネなのか。自分を本当に理解してくれているのは誰なのか。「普通じゃない」と言われてきた主人公の、葛藤とやるせなさを描く。


上田航平(ゾフィー)

「みててよマシーン」

2052年、人類はついに観客ロボットを自らの手で作り上げた!? 舞台表現をこよなく愛する著者だからこそ書けた、演者と観客の未来をめぐるSFドタバタ小説。


石橋遼大(四千頭身)

「巻き戻し」

恋なんて、めんどくさい。小学生の頃以来、異性との微妙な距離感を抱えて生きてきた男が、最近恋愛を面白く感じ始めたわけは? 20代の著者のほろ苦青春小説。


吉住

「そそぐ」

隣に、憧れのアイドルが引っ越してきた。僕は、顔だけ見て応援しているようなファンとは違う。あの声、あの佇まい、それさえあれば。なのに、まさかの報道……。


ぴろ(キュウ)

「イルオ」

誰からも名前を呼ばれない僕は、この世界で存在していないも同然。だから代わりに、自分が全ての物の名付け親になる世界を作って過ごしている。


布川ひろき(トム・ブラウン)

「新発売! コナファ ギャンワアイランド」

世界は、無数の音で溢れている。新作ゲーム開発のため、まだ見ぬ擬音語を求めて彷徨う主人公の、愉快でぶっ飛んだドタバタ珍道中!


対談

芸人は最強のクリエイターだ! 劇団ひとり×ゾフィー・上田

今年、12年ぶりの小説『浅草ルンタッタ』を上梓するなど、マルチな活躍を続ける劇団ひとりの創作の秘訣に、気鋭の若手・上田が迫る!


特別寄稿

①伊坂幸太郎「ダウンタウンと私」

ハリウッド映画の原作者でもある、当代を代表する小説家に最も影響を与えたのは、あの伝説の漫才師。

②加地倫三(テレビ朝日 エグゼクティブプロデューサー)

「“読書芸人”が教えてくれたこと」

日本中の本好きが毎年放送を待ちわびている人気番組『アメトーーク!』の「読書芸人」。その成立から今に至る歴史まで。

③バイきんぐ 小峠英二「夢を追いつづける芸人たちの“歩行祭”」

あの頃僕らは、面白いことに飢えていた。売れない芸人だった頃の輝ける青春の一ページ。


アンケート

小説家・お笑い芸人、50人に聞きました!

作家:伊坂幸太郎、瀬尾まいこ、桜木紫乃ほか

芸人:タイムマシーン3号、ウエストランド、山田ルイ53世ほか

あの小説家にネタを!この芸人に小説を書いてほしい!など、気になるテーマで小説家・芸人双方に聞きました!


鼎談

「M-1 1回戦敗退したやつが、実は一番お笑いに詳しい説」

テレビでは決して見ることができない、すでに今年のM-1の結果が出てしまった芸人たちの誌上反省会。


独占手記

コップ・よねしろ「地底の中心で、お笑い愛を叫ぶ」

落ちたら終わりじゃない⁉︎ M-1にはさらに壮絶なアフターストーリーが待ち受けている。


インタビュー

西澤千央「今、女芸人が一番面白い!」

世の中の変化と合わせるように、女芸人の世界も多様化している。新刊『女芸人の壁』刊行に寄せて。



<全編公開>

今野 敏「署長シンドローム」

大森署・新署長の手にかかれば、難事件も縦割り行政もバシッと解決!? 読者から圧倒的な支持を得る著者による、警察小説新シリーズ!


<シリーズ>

道尾秀介「ハリガネムシ」

新ジャンル・音で楽しむ体験型小説「聞こえる」シリーズ第2弾! 「寄生」しているのはいったい誰か?


長浦 京 「NOC 緋色の追憶2」

防諜、諜報、拉致、監禁。あの暗闘の日々は終わってはいなかった。若きダークヒーロー沖野修也、再び登場。



<エッセイ>

森川 葵 じんせいに諦めがつかない


<コラム>

〆切めし 安壇美緒

武田砂鉄 もう忘れてませんか? 


<漫画>

益田ミリ ランチの時間

意思強ナツ子 るなしい


<本>

読書中毒日記 特別編 モモコグミカンパニー

“楽器を持たないパンクバンド”「BiSH」のメンバーで、多くの楽曲で歌詞制作を手掛けるモモコグミカンパニーさん。エッセイや小説を刊行し、本は「友人」のようなものだと読書の魅力を語る。


書評現代

ミステリー 青戸しの

青春・恋愛小説 三宅香帆

時代小説 田口幹人

エッセイ・ノンフィクション 高橋ユキ

今月の平台


第17回小説現代長編新人賞3次選考通過作品&2次選考通過作品講評 発表

第18回小説現代長編新人賞募集

第69回江戸川乱歩賞募集 

執筆者紹介

小説現代2022年12月号は、2022年11月22日(火)発売予定!

お近くの書店さん、または電子書店さんでお買い求めください。

登場人物紹介

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