2024年4月号は、食と再生の感動作&『十角館の殺人』W大特集!
文字数 1,939文字
講談社がほこる月刊エンタメ文芸雑誌「小説現代」。
最新号の見どころを一挙にご紹介します!
涙なしには読めない、感動必死の超大作。
――「あなたがいると、きっとおいしい。」
食べることを通して再生を描く、阿部暁子さんの新たなる代表作!
丹地陽子さんによる書き下ろし表紙イラストも必見です。
「あの一行」の衝撃を、あなたもぜひ味わってください。
「実写化絶対不可能」といわれ続けた綾辻行人さんのデビュー作『十角館の殺人』。
禁断の実写化に挑む、Huluオリジナル「十角館の殺人」が3月22日(金)より独占配信開始!
これを記念して、『十角館』の全てがわかる大特集「十角館への招待状」を70ページにわたり収録しています。
大注目の企画が目白押し!
そして海堂 尊さんによる新連載「プラチナハーケン1980」、小説家・小川 哲さん×声優・神谷浩史さんの特別対談など、今月も充実のラインナップ。
今月も「小説現代」をお楽しみください。
<総力特集>
「あの一行」の衝撃から37年
禁断の実写化 十角館への招待状
「映像化不可能」と言われ続けた衝撃作が、まさかのドラマ化! 10の欠片を集め終えたとき、あなたは必ず「館」に誘われる。
綾辻行人 ロングインタビュー 館の誕生
1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与えてきた『十角館の殺人』。その軌跡を辿る超豪華インタビュー!
十角館をまだ訪れたことのないあなたへ 朝宮運河
美麗コミック版豪華試し読み『十角館の殺人』 清原 紘
十角館から始める有名ミステリ作品の旅 若林 踏
「十角館」の知られざる原点
幻影の城から異形の館へ受け継がれたもの 若林 踏
Huluオリジナル「十角館の殺人」
読んでから観るか、観てから読むか
十角の館はいかに改装されたか~受け継がれる“館”のDNA~ 若林 踏
綾辻行人×伊坂幸太郎 特別対談
ミステリの“憲法”――受け継がれる理
超レア級! 限定愛蔵版秘蔵エッセイ特別再録 私の『十角館』
「館」シリーズ全作解題 若林 踏
<シリーズ>
海堂 尊 プラチナハーケン1980 第1部
『ブラックペアン1988』で「オペ室の悪魔」と呼ばれた外科医・渡海征司郎の若き日々。病院改革を目指す佐伯教授の露払いを命じられた彼は、なぜ悪魔的手技を持つに至ったのか。
<特別企画①>
新感覚朗読劇「Staging!!」特別対談
神谷浩史と小川哲が誘う前代未聞の朗読劇
構想四年。三人の演出家が主役の朗読劇はどうやって生まれたのか。原作に施された超絶技巧と演じる側の心持ち。観劇前必読の対談をご覧あれ。
原作掲載
四月十一日を千二百回繰り返したと主張する男 小川 哲
「僕は千葉さんを救いに来た」十数年ぶりに再会した蘇我くんはそういった。驚く私に、「二〇二五年の四月十一日を約千二百回繰り返しています」と衝撃的なことを告げーー。
<全編公開>
阿部暁子『カフネ』
法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。
阿部暁子『カフネ』全編公開記念インタビュー (聞き手:吉田大助)
『カフネ』書評 三宅香帆/マライ・メントライン
<特別企画②>
柴田勝家 ショロトルの裔
『メタリックルージュ』スピンオフ短編第3弾! 火星が開拓された近未来。オカルト記者・ジャックスの仮説。「この世界には、人間のフリをした人造人間がいる――」
<読み切り>
坂崎かおる あたたかくもやわらかくもないそれ
東京発、新大阪行き。豪雨で止まった新幹線の中でモモが出会ったのは、幼い頃に感染症「ゾンビ」で亡くしたはずの親友・くるみに瓜二つの女性だった。
高瀬乃一 慈悲の鐘
三月二十七日刊行『無間の鐘』より先行公開。現世の願いが叶うと人の欲を試す不思議の鐘。しかし撞いても地獄、撞かぬのもまた地獄に等しい。欲望尽きぬ現代人の胸を打つ時代小説。
『無間の鐘』書評 田口幹人/久田かおり/理流
<コラム>
宮田愛萌 ねてもさめても本のなか
〆切めし くわがきあゆ
武田砂鉄 もう忘れてませんか?
今月の才能箱 湯上響花
<漫画>
意志強ナツ子 るなしい
<本>
ミステリー 若林 踏
青春・恋愛小説 吉田大助
時代小説 柳亭小痴楽
エッセイ・ノンフィクション 内藤麻里子
読書中毒日記 こだま
今月の平台
第19回小説現代長編新人賞募集
第71回江戸川乱歩賞募集
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